分配算 の誤りを直す
分配算① 比(ひ)を使って分ける問題
分配算(ぶんぱいざん)は、あるものを決められたルール(比やちがい)にしたがって分ける問題です。「比」で分けるときは、まず「比の合計」を考えるのがコツです。
比で分けるときの基本
「A:B=m:n」のときに、全体の量Sを分けると、次のように求められます。
- A = S × m ÷(m+n)
- B = S × n ÷(m+n)
つまり、「比の合計」でわって、それぞれの比をかけるのです。
例題
1200円をAとBに、3:2の比で分けます。AとBはそれぞれいくらもらえますか。
解き方:
① 比の合計=3+2=5
② 1200円を5つに分けると、1つ分は1200÷5=240円
③ A=240×3=720円
④ B=240×2=480円
たしかめ:720+480=1200 ✓
1200円をAとBに、3:2の比で分けます。AとBはそれぞれいくらもらえますか。
解き方:
① 比の合計=3+2=5
② 1200円を5つに分けると、1つ分は1200÷5=240円
③ A=240×3=720円
④ B=240×2=480円
たしかめ:720+480=1200 ✓
「比」って何だろう?
3:2 というのは、「Aの量はBの量の 3/2 倍」という意味です。また、比の合計が5になるので、「全体を5つに同じ大きさで分けたとき、Aは3つぶん、Bは2つぶん」というイメージです。
比を使う問題では、次の順番で考えます。
- ① 比の合計を求める。
- ② 全体 ÷ 比の合計 =「1つ分の量」を求める。
- ③ 1つ分 × それぞれの比 = それぞれの量。
ポイント
- 比を使うときは、「1つ分の量」を先に求めると、計算がぐっと楽になります。
- 分けたあとは、全部たすともとの量にもどるか、かならずたしかめましょう。
- 比は整数(小数や分数でない数)の形にしてから計算しましょう。たとえば 0.5:1 なら、両方を2倍して 1:2 にしてから使います。
練習問題
- 90個のあめを姉と妹に4:5の比で分けます。姉と妹はそれぞれ何個もらえますか。
- 3600円を兄・弟・妹の3人に2:1:3の比で分けます。兄はいくらもらえますか。
- 面積が540㎡の土地をAとBに5:4の比で分けます。Aの土地の面積はいくつですか。
解答・解説
- 解答:姉=40個、妹=50個
解説:比4:5の合計=9。1単位=90÷9=10個。姉=10×4=40個。妹=10×5=50個。確認:40+50=90✓、40:50=4:5✓ - 解答:兄=1200円
解説:比2:1:3の合計=6。1単位=3600÷6=600円。兄=600×2=1200円。弟=600×1=600円。妹=600×3=1800円。確認:1200+600+1800=3600✓ - 解答:Aの土地=300㎡
解説:比5:4の合計=9。1単位=540÷9=60㎡。A=60×5=300㎡。B=60×4=240㎡。確認:300+240=540✓
同じコースの前後
- 前のレッスン: 分配算 の誤りを直す
- 次のレッスン: 数検8級の確認クイズ