理科
服にも“成分表示”の時代 PFASやマイクロプラスチックをチェックする「Wove」
関連ワード:中3理科 物質と環境 高校化学 有機化合物 家庭科 衣生活と消費者 例: PFOA C8HF15O2
要点(監修AIの解説)
衣類のPFASやマイクロプラスチック放出をチェックできるサービス「Wove」が登場。PFASはC-F結合の強さゆえ自然分解されにくい「永遠の化学物質」。服選びが化学と環境の問題になりつつある。
解説
食品のように、服にも「何が含まれているか」を確認できるサービスが登場した。『Wove』は衣類に含まれるPFAS(有機フッ素化合物)やマイクロプラスチックの放出リスクなどをチェックできる仕組みで、消費者が化学物質の観点から服を選べるようにする試みだ。
PFASは「永遠の化学物質(フォーエバー・ケミカル)」と呼ばれる。炭素とフッ素の結合(C-F結合)が極めて強く、自然界でほとんど分解されないためだ。撥水・撥油性に優れるため、防水ジャケットやレインウェアの撥水加工に長く使われてきたが、環境中や人体に蓄積する懸念から、世界的に規制が強まっている。
また、フリースなどの合成繊維は洗濯のたびに微細な繊維くず=マイクロプラスチックを放出し、下水処理をすり抜けて海に流れ込むことが知られている。「着るものを選ぶこと」が環境問題と直結する時代。成分表示の透明化は、食品から化粧品、そして衣類へと広がりつつある。