社会
女性防災リーダー育成講座が廃止 静岡県「男女平等化」理由に識者は疑問視
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要点(監修AIの解説)
静岡県が女性防災リーダー育成講座を「男女平等化」を理由に廃止し、識者が疑問視。避難所運営に女性の視点が不可欠とされてきた経緯と、形式的平等vs実質的平等(ポジティブ・アクション)の論点を含む。
解説
静岡県が続けてきた「女性防災リーダー」の育成講座が、「男女平等化」を理由に廃止され、専門家から「防災県として逆行ではないか」と疑問の声が上がっている。
避難所の運営では、授乳や着替えのスペース、生理用品の備蓄と配り方、防犯対策など、女性の視点がないと見落とされやすい課題が数多くあることが、過去の大震災で繰り返し指摘されてきた。ところが日本の防災の意思決定の場は男性に偏りがちで、だからこそ「女性リーダーを意図的に育てる」講座が各地で設けられてきた経緯がある。
今回の議論の核心は、「男女を区別しないことが平等なのか、格差を埋めるための区別は必要なのか」という点にある。後者の考え方はポジティブ・アクション(積極的格差是正措置)と呼ばれ、公民の教科書にも登場する重要概念だ。形式的平等と実質的平等の違いを考えるうえで、防災というすべての人に関わるテーマで起きたこの論争は格好の題材といえる。