理科
H3ロケット6号機、打ち上げ成功 日本の宇宙開発が新たな一歩
要点(監修AIの解説)
コスト半減を狙う新型主力ロケットH3の6号機が打ち上げ成功。物理と工学の結晶で国際市場参入を目指す。
解説
JAXAと三菱重工が開発した日本の新型主力ロケット「H3」の6号機が、打ち上げに成功した。H3は、長年日本の宇宙輸送を支えた「H-IIA」の後継機で、打ち上げコストを約半分(1機あたり約50億円)に抑えることを目標に設計されている。
コスト削減のため、自動車用部品など民生品を積極的に採用し、新型エンジン「LE-9」も一から開発された。2023年の初号機は第2段エンジンが着火せず失敗したが、原因を徹底的に究明し、それ以降は連続して成功を重ねている。ロケットは衛星を狙った軌道へ正確に運ぶため、推力・姿勢制御・燃焼のタイミングを精密に計算する必要があり、まさに物理学と工学の結晶だ。
世界の打ち上げ市場はアメリカのスペースXが圧倒的なシェアを握るが、H3は信頼性とコストを武器に国際競争への参入を目指している。失敗を分析して次に生かす——技術開発の本質がよく表れた歩みだ。