理科
「H3ロケット6号機」打ち上げ成功 — 固体ブースターなしの“低コスト型”が初飛行
要点(監修AIの解説)
H3ロケット6号機が打ち上げ成功。固体ブースターを使わない低コスト型で、衛星をより安く軌道へ運ぶことを目指す。
解説
2026年6月12日、JAXAの新型大型ロケット「H3」の6号機が打ち上げに成功した。今回の機体は「H3-30形態」と呼ばれ、1段目のメインエンジンを2基から3基に増やすかわりに、これまで使ってきた固体ロケットブースターを搭載しない構成になっている。ブースターを省くことで打ち上げの費用を下げ、人工衛星をより安く宇宙へ運べるようにするのが狙いだ。H3はこれで通算8機目の飛行となり、成功率は約75%に上がった。
ロケットが地球の重力を振り切って宇宙へ出るには、とても大きな速度と、それを生む大量の燃料・推進力(推力)が必要になる。固体ブースターは点火すると一気に強い推力を出せるが高価で、いったん燃え始めると止められない。今回はメインエンジンを増やし、液体燃料だけで打ち上げる設計に挑戦した点が技術的なポイントだ。物理で習う『作用・反作用の法則』——ロケットがガスを後ろへ噴射する反作用で前に進む——が、そのまま宇宙開発の最前線で使われている。
出典:sorae.info