理科
脂質を裏返す膜タンパク質「TMEM63B」、自分にブレーキをかける仕組みを発見
要点(監修AIの解説)
細胞膜の脂質を運ぶタンパク質の「自己ブレーキ」構造を解明。
解説
細胞膜の脂質を運ぶ「脂質スクランブラーゼ」TMEM63Bは、ふだんはブレーキがかかった不活性な状態を保っている。東京科学大学、京都大学、横浜市立大学などの研究グループは、タンパク質の末端にある短い配列(特にロイシン776という部品)がブレーキ役を果たし、膜が変形したときだけ動き出す仕組みを解明した。このブレーキが壊れると膜の脂質バランスが崩れ、てんかんや発達障害につながることが知られており、新しい治療薬開発のヒントになる。