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「作れない」はずの合金を合成、CO2を資源に変える新触媒へ 北海道大
関連ワード:化学 触媒 環境 カーボンニュートラル
要点(監修AIの解説)
北海道大学触媒科学研究所の研究チームが、従来の理論では合成が難しいとされてきた合金材料の合成に成功。CO2を化学原料に変える新しい触媒への応用が期待される。
解説
「混ざらないはずの金属を混ぜる」——そんな常識破りの材料づくりに、北海道大学触媒科学研究所の宮崎玲助教らの研究チームが成功した。2026年7月2日に発表された。
金属どうしを混ぜた「合金」は、組み合わせによって元の金属にない性質を持つ。しかし金属には相性があり、原子レベルで均一に混ざらない組み合わせも多い。今回のチームは、従来の理論では「作れない」とされてきた組み合わせの合金材料の合成に成功した。
注目されるのは触媒としての応用だ。触媒とは、自分自身は変化せずに化学反応を速める物質のこと。新しい合金は、地球温暖化の原因となるCO2(二酸化炭素)を化学原料へと変換する触媒になる可能性を持つという。
CO2を「捨てるもの」ではなく「資源」として使う技術はカーボンリサイクルと呼ばれ、世界中で開発競争が続いている。排出されたCO2からプラスチックや燃料の原料を作れるようになれば、大気中のCO2を減らしながらモノづくりができる。新しい触媒材料の発見は、その実現に向けた基礎となる一歩だ。