社会
北海道・北東北の縄文遺跡群、世界遺産登録から5周年
要点(監修AIの解説)
2021年7月27日に世界文化遺産に登録された「北海道・北東北の縄文遺跡群」が登録5周年を迎え、各地で記念イベントや展示が開かれている。
解説
「北海道・北東北の縄文遺跡群」が世界文化遺産に登録されてから、2026年7月27日で5年を迎える。北海道6、青森県8、岩手県1、秋田県2の合計17遺跡で構成され、三内丸山遺跡(青森)や大湯環状列石(秋田)などが含まれる。
この遺跡群の何がすごいのか。世界遺産としての価値は「農耕を始める前の人類が、1万年以上も定住を続けた」点にある。世界史では「農耕の開始とともに人類は定住した」と説明されることが多いが、縄文の人々は採集・漁労・狩猟をしながら、農耕なしで長期の定住生活を実現した。これは世界的に見ても珍しく、人類史の常識に一石を投じる存在なのだ。
5周年を迎える今年は各地で記念行事が続く。7月26日には札幌の赤れんが庁舎で記念イベントが開かれるほか、北海道博物館では7月17日から11月29日まで記念展示が開催される。函館市でも縄文文化を体感できるイベントが相次ぐ。
1万年続いた持続可能な社会——縄文遺跡群は、環境問題に直面する現代へのヒントとしても読み解かれている。夏休みに足を運んでみるのもいいだろう。