理科
生命は5回、ほぼ全滅しかけた——大阪で『大絶滅展』開催中
関連ワード:地質時代 化石と地層 生物の進化と絶滅 火山活動と気候変動
要点(監修AIの解説)
大阪市立自然史博物館で特別展『大絶滅展—生命史のビッグファイブ』が2026年10月12日まで開催。地球史で起きた5回の大量絶滅を、化石や岩石に残された証拠からたどる。
解説
地球に生命が誕生してからの約40億年の間に、生き物の多くが一度に姿を消す『大量絶滅』が、規模の大きなものだけで5回起きた。これを『ビッグファイブ』と呼ぶ。大阪市立自然史博物館の特別展『大絶滅展—生命史のビッグファイブ』(2026年7月17日〜10月12日)は、この5回の大事変を化石や岩石という『証拠』から読み解く展示だ。
たとえば約2億5,200万年前(古生代ペルム紀末)の絶滅では、海の生き物の実に9割以上が絶滅したと考えられている。巨大な火山活動が大量の二酸化炭素を噴き出し、地球が温暖化して海の酸素が減ったことが原因の一つとされる。恐竜が滅んだ約6,600万年前(中生代白亜紀末)の絶滅は、巨大隕石の衝突が引き金になったという説が有名だ。
こうした過去を岩石から復元できるのは、地層が時間の順に積み重なり、その中の化石が『いつ、どんな生き物がいたか』を記録しているからだ。展示ではデンバー自然科学博物館の貴重な標本も並び、全長約6mのステラーダイカイギュウの全身化石が世界で初めて公開される。過去の絶滅を知ることは、いま進む生物多様性の減少を考えるヒントにもなる。
出典:omnh.jp