数学
折り紙のようにたためる宇宙アンテナ ― 手のひらサイズが50cm四方に(東京科学大)
要点(監修AIの解説)
小型衛星に載せる展開型アンテナを、折り紙の「フラッシャー」構造で開発。収納時は手のひらサイズ、展開すると50cm四方になり、重さは64グラム。四隅を軽く引くだけで開く。
解説
東京科学大学 工学院 電気電子系の戸村崇准教授と坂本啓教授らが、折り紙のようにコンパクトにたためる小型衛星用のアンテナを開発した。
使われているのは「フラッシャー」と呼ばれる折り紙の構造で、折りたたみ傘のように小さく収納でき、広げると大きな面積を確保できる。四隅を軽く引っ張るだけで、たたんだ状態から展開できるという。
性能は、収納時が手のひらサイズ、展開時が50cm四方、重量は64グラム。ロケットに載せられる体積と重さには厳しい上限があるので、「小さく積んで大きく開く」ことがそのまま性能に直結する。
フラッシャー折りは、中心から放射状に折り目を配置していく幾何学的なパターンで、宇宙構造物の分野で広く研究されている。紙を折るという行為が、「どの角度で、どの順番で折れば平らにたためるか」という図形の問題になっている点が面白い。
発表論文: DOI 10.1109/TAP.2026.3656735。