理科
日本の南に台風が3つ同時に存在 ― 18号は950hPa・最大風速45m/sで25日に大東諸島へ
関連ワード:中学理科 気象とその変化 高校 地学基礎 大気と海洋 防災
要点(監修AIの解説)
8月23日15時の時点で、台風18号・19号・20号が同時に存在している。最も強いのは18号で、中心気圧950hPa、中心付近の最大風速45m/s。八重山地方では23日夕方にかけて線状降水帯のおそれが伝えられた。
解説
8月23日15時の時点で、日本の南から東シナ海にかけて、台風が3つ同時に存在している。18号・19号・20号で、強さも進む向きもばらばらだ。台風が同時に3つあること自体は珍しくないが、勢力の差がはっきり出ているのが今回の特徴になっている。
いちばん強いのは台風18号(アジア名サウデル)。ウェザーニューズによると、23日15時の時点で小笠原近海(北緯21度55分、東経141度5分)にあり、中心気圧は950hPa、中心付近の最大風速は45m/s。同じ日の未明(3時)の観測では中心気圧950hPa・最大風速40m/sだったので、日中のあいだに風は強まっている。強い勢力を保ったまま、25日には沖縄県の大東諸島へ接近する見込みだ。
台風の強さを表すとき、気圧の数字は「小さいほど強い」。地上付近の平均的な気圧が約1013hPaなので、950hPaは中心付近の空気がそれだけ薄く、まわりから吹き込む風が速くなることを意味する。
台風19号(ナーラ)はトンキン湾にあり、中心気圧994hPa、最大風速18m/s。ほとんど動かず、週の半ばには熱帯低気圧に変わる見通しで、日本には直接の影響がない。台風20号(ケナリ)は23日15時に台湾海峡(北緯25度20分、東経120度55分)にあって、中心気圧998hPa、最大風速18m/sで西へ時速10kmで進んでいる。24日15時には台湾海峡で熱帯低気圧に変わると予想されている。
この20号が、23日の日本にとってはいちばん近い存在だった。日本気象協会の予報士・牧良幸氏の記事によると、23日3時の時点で20号は与那国島の北およそ100kmにあり、八重山地方では夕方にかけて線状降水帯が発生するおそれがあると伝えられていた。1時間に降る雨の予想は石垣島で60mm、与那国島で80mm。24日6時までの24時間では石垣島150mm、与那国島180mmが見込まれていた。
線状降水帯というのは、発達した積乱雲が次々と生まれて列をつくり、同じ場所に何時間も雨を降らせ続ける状態を指す。ふつうの積乱雲は1つあたり数十分で消えるが、風上で新しい雲が生まれ続けると、雲の列が動かないまま雨だけが供給され続ける。台風の中心から離れていても大雨になるのは、このためだ。台風の位置だけを見て「まだ遠いから大丈夫」と判断できないのは、雨をつくっているのが中心ではなく、湿った空気の流れ込みだからである。
出典:日本気象協会 tenki.jp「今日23日は台風20号の影響で線状降水帯発生の恐れ 18号は26日沖縄に直撃へ」https://tenki.jp/forecaster/y_maki/2026/08/23/40260.html / ウェザーニュース 台風情報 https://weathernews.jp/onebox/typhoon/ / tenki.jp 台風20号(2026年)https://tenki.jp/bousai/typhoon/2620/
出典:tenki.jp