仮定法過去 — もし〜なら(現在の仮定)
2026 学習指導要領で中学に降りてきた重要文法が 仮定法過去。「実際とは違う・実現できそうにない現在の仮定」を表します。
基本ルール
仮定法過去の形:If + 主語 + 動詞の過去形, 主語 + would/could/might + 動詞の原形。
「もし〜なら、…するのに(実際は違うけど)」という現在の事実に反する仮定や、実現可能性が低い願望を表します。
be動詞はすべての主語で were を使うのが仮定法のルール(口語では was も許容)。「If I were a bird, I could fly.(もし鳥だったら飛べるのに)」。
I wish + 仮定法過去 で「〜だったらいいのに」と願望を表せます:「I wish I were taller.(もっと背が高ければいいのに)」。
普通の if(条件)との違い:条件文「If it rains, I will stay home.(もし雨が降ったら家にいる)」は実現可能性のある未来。仮定法は実現していない or 不可能な仮定。
If I were rich, I would buy a big house.(もし金持ちなら大きな家を買うのに)
If I knew his number, I would call him.(彼の番号を知っていたら電話するのに)
I wish I could speak French.(フランス語が話せたらいいのに)
If she were here, she would help us.(彼女がここにいたら手伝ってくれるのに)
注意点
① 普通の条件文との見分け:
- 条件文(if):実現可能 → 現在形+will「If it rains tomorrow, I will stay home.」
- 仮定法過去:実現困難・反事実 → 過去形+would「If I were you, I would tell the truth.(私があなただったら本当のことを言う)」
② be動詞は were で統一:「If I were 〜」「If he were 〜」← 文法上はすべて were。口語では「If I was 〜」も使われる。
③ 帰結節(メイン文)の助動詞:would(〜だろう)/ could(〜できるだろう)/ might(〜かもしれない)。意味の強さで使い分け。
④ I wish + 仮定法過去:「〜だったらなあ」という現在の願望。「I wish I had a car.(車があったらなあ)」「I wish she were here.(彼女がここにいたらなあ)」。
⑤ 仮定法過去完了「If 主語 had + 過去分詞, 主語 would have + 過去分詞」は高校範囲。
- If + 過去形, 主語 + would/could/might + 原形
- be動詞は were で統一(文法上)
- 現在の事実に反する仮定・実現困難な仮定
- I wish + 仮定法過去 = 〜だったらいいのに
- 普通の if(実現可能)と区別する
練習
- 「もし私があなただったら、もっと勉強する」を英語で書きなさい。
- 「もしお金があれば、ヨーロッパに行くのに」を英語で書きなさい。
- 「もっと速く走れたらいいのに」を I wish を使って英語で書きなさい。