高校 / 要約・パラフレーズ 4 / 6

日本語への要約 — 英→日

日本語への要約 — 英→日

共通テスト・大学入試では英文を読んで日本語で要約する設問が出題されます。日本語要約の型を学びます。

基本ルール

英→日要約の手順
1. 原文をスキミング:各段落のトピックを把握
2. 主旨を1文で日本語化:筆者の最重要主張を1文の日本語で表現
3. 各段落の核を1文ずつに圧縮:5段落の文章なら5文程度の日本語要約
4. 論理関係を日本語の接続詞で示す:「しかし」「したがって」「例えば」
5. 不要な詳細を削る:具体例・固有名詞・数字は最小限
日本語要約のコツ
- 漢語を活用(短く凝縮できる):「important」→「重要だ」/「重要性が高い」
- 体言止めで簡潔に:「彼が主張するのは、教育の重要性である」
- ~である/~だ調で統一(です・ます調と混在させない)
- 1文を長くしすぎない(50字以内が目安)
避けるべき表現
- 直訳調:「the man who came to the door」→ ×「ドアに来た男」、○「玄関に現れた男」
- 冗長:「〜することができるという可能性がある」→「〜できる可能性がある」
- 主観:「興味深いことに」「驚くべきことに」← 原文にない感想は不要
長さの目安:原文の15〜25%(英語500語 → 日本語200〜300字)

📘 英→日要約例
英文(80語):「AI is transforming industries worldwide. In manufacturing, robots assemble products faster than humans. In healthcare, AI diagnoses diseases with high accuracy. However, AI also raises concerns. Many fear job loss, especially in repetitive tasks. Furthermore, AI decisions can be biased if training data is flawed. Despite these concerns, AI's benefits are likely to outweigh its risks in the long run.」
日本語要約(90字):AI は製造・医療など多くの産業を変革している。一方で、雇用喪失や判断の偏りといった懸念もある。しかし長期的には AI の恩恵がリスクを上回る可能性が高い。

注意点

① 翻訳ではなく要約:英文1文ずつを日本語訳するのではなく、内容を理解した上で日本語で再構成する。
② 専門用語の処理:英語の固有名詞(Amazon, NASA)は日本語でもそのまま使うか、説明を加える「アマゾン(米大手 EC 企業)」。
③ 接続詞の翻訳:however→「しかし」「一方」、therefore→「したがって」「ゆえに」、for example→「例えば」「具体例として」── 場面で使い分け。
④ 文末表現の統一:「〜である」体か「〜だ」体に統一。両者を混ぜると不自然。
⑤ 原文超過に注意:要約のつもりが原文と同じ長さになっていたら、削るべき箇所を見直す。

💡 ポイント
  • 英→日要約は翻訳ではなく内容再構成
  • 漢語を活用、体言止めで簡潔に
  • 長さ:原文の15〜25%
  • 論理関係を日本語の接続詞で明示
  • 主観・感想は入れない

練習

  1. 次の英文を50字以内の日本語で要約しなさい:「Smartphones have become an essential tool for daily life. People use them for communication, navigation, shopping, and entertainment. However, excessive use can harm sleep and concentration.」
  2. 英文「however」を日本語で表すとき、最も適切な訳語を3つ挙げなさい。
  3. 日本語要約で避けるべき表現を2つ挙げなさい。
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このレッスンのQ&A

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