人権の歴史と日本国憲法の三大原則
人権は人類が長い歴史の中で勝ち取ってきた権利です。日本国憲法は国民主権・基本的人権の尊重・平和主義の三大原則を掲げています。
基本知識
人権思想は17〜18世紀のヨーロッパで生まれました。ロックは抵抗権を、ルソーは社会契約説と人民主権を唱えました。イギリスの権利章典(1689)、アメリカ独立宣言(1776)、フランス人権宣言(1789)を経て、20世紀にはワイマール憲法(1919)が世界で初めて社会権を保障しました。
第二次世界大戦後、世界人権宣言(1948)、国際人権規約(1966)が採択され、人権は国際的に保障されるようになりました。日本国憲法は1946年11月3日公布・1947年5月3日施行で、三大原則を中心に基本的人権を保障しています。
📘 重要文書・思想家
ロック(社会契約説・抵抗権を主張、『市民政府二論』)
ルソー(人民主権・一般意志を主張、『社会契約論』)
モンテスキュー(三権分立を主張、『法の精神』)
フランス人権宣言(1789)(自由・平等・友愛、人権の基本文書)
ワイマール憲法(1919)(世界初の社会権規定)
世界人権宣言(1948)(国連で採択された人権の国際基準)
ロック(社会契約説・抵抗権を主張、『市民政府二論』)
ルソー(人民主権・一般意志を主張、『社会契約論』)
モンテスキュー(三権分立を主張、『法の精神』)
フランス人権宣言(1789)(自由・平等・友愛、人権の基本文書)
ワイマール憲法(1919)(世界初の社会権規定)
世界人権宣言(1948)(国連で採択された人権の国際基準)
深掘り (背景・意義)
日本国憲法の三大原則は連続性を持っています。国民主権は政治の主役が国民であることを示し、基本的人権の尊重は一人ひとりの自由と平等を保障し、平和主義(9条)は戦争を放棄して国際協調を目指します。前文と第1条で国民主権が、第11条で基本的人権の永久不可侵性が、第9条で平和主義が宣言されています。
大日本帝国憲法(1889年制定、欽定憲法、天皇主権)と比べると、日本国憲法は民定憲法であり、人権の保障も格段に強化されています。
💡 ポイント
- 日本国憲法の三大原則=国民主権・基本的人権の尊重・平和主義
- 公布1946年11月3日、施行1947年5月3日
- ロック=抵抗権、ルソー=人民主権、モンテスキュー=三権分立
- フランス人権宣言1789年
- ワイマール憲法1919年=世界初の社会権
- 世界人権宣言1948年
- 大日本帝国憲法は天皇主権・欽定憲法
注意点 (混同しやすい)
① 公布(1946年11月3日)と施行(1947年5月3日)の日付を逆にしない。② 欽定憲法(君主が定める)と民定憲法(国民が定める)を区別。③ ロック=自由権の基礎、ルソー=人民主権、モンテスキュー=三権分立、と思想家の主張を混同しない。④ 三大原則は国民主権・基本的人権の尊重・平和主義。「国会・内閣・裁判所」は三権分立で別概念。
練習
- 日本国憲法の三大原則を全て答えなさい。
- 三権分立を主張した思想家は誰か。
- 世界で初めて社会権を保障した憲法は何か。