中学 / 地層と化石 1 / 6

風化・侵食・運搬・堆積

風化・侵食・運搬・堆積

岩石は風や水によってこわれ、運ばれ、積もります。この一連の過程が地層を形作るもとになります。

基本知識

風化は岩石が地表で温度変化や水・空気の作用でくずれる現象です。物理的風化(凍結融解・温度変化)と化学的風化(水や酸との反応)があります。
侵食は流水や風・波・氷河が地表を削る作用。運搬は削った砕屑物を移動させる作用。堆積はそれが積もる作用です。
河川の上流では侵食が活発でV字谷ができ、中流では運搬で扇状地、下流では堆積で三角州ができます。粒の大きさで分類すると、大きい順にれき(2mm以上)砂(1/16〜2mm)泥(1/16mm未満)で、これらが固まってれき岩・砂岩・泥岩になります。

📘 重要用語
風化(岩石が地表で機械的・化学的にくずれる現象)
侵食(流水などが地表を削る作用)
運搬(砕屑物を流水などが運ぶ作用)
堆積(運ばれた砕屑物が積もる作用)
V字谷・扇状地・三角州(上流・中流・下流の地形)
れき・砂・泥(粒の大きさによる分類。大→小)

深掘り (背景・意義)

風化・侵食・運搬・堆積は地球表層の物質循環を支える根本作用です。地球の歴史を通じて大陸を削り、海底を埋めるサイクルが繰り返され、地層を蓄積してきました。
粒の大きさは流速で運ばれるかどうかが決まり、これをヒュルストレームの図といいます。粗い粒(れき)は速い流れでないと運べないため、河口に近い場所に堆積し、細かい泥は静かな深海まで運ばれて積もります。
気候変動でも風化速度は変わります。CO₂が水に溶けて炭酸となり岩石を溶かす化学的風化は、長期的な大気CO₂濃度を制御する地球温度調節機構の一部です。

💡 ポイント
  • 風化→侵食→運搬→堆積の順
  • 物理的風化と化学的風化
  • 上流V字谷/中流扇状地/下流三角州
  • 粒の大きさ:れき2mm以上/砂1/16〜2mm/泥1/16mm未満
  • 粗い粒は河口近く、細かい粒は遠くへ
  • 流速で運ばれる粒径が決まる
  • 化学的風化はCO₂を吸収する

注意点 (混同しやすい)

風化(その場で壊れる)と侵食(削られる)を区別。② 運搬侵食は別段階。③ V字谷は上流、三角州は下流。④ れき・砂・泥の境界は2mm1/16mm(0.0625mm)

練習

  1. 岩石が地表で機械的にくずれる現象を何というか。
  2. 下流の河口にできる地形を答えなさい。
  3. 粒の大きさ2mm以上のものを何と呼ぶか。

このレッスンのQ&A

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