中学 / 身近な物理現象(光・音) 5 / 6

音の大きさ・高さと振動数

音の大きさ・高さと振動数

音には「大きい/小さい」「高い/低い」「澄んだ/濁った」といった違いがあります。これらを物理量で表現してみましょう。

基本知識

音の3要素:
音の大きさ振幅(振動の幅)で決まる。振幅が大きい=大きい音。
音の高さ振動数(周波数)で決まる。振動数が大きい=高い音。
音色 ← 波形で決まる。同じ音の高さでも楽器ごとに波形が違う。
振動数の単位はヘルツ(Hz)で、1秒間に何回振動するかを表します。人の耳に聞こえる音の範囲は約20Hz〜20000Hz(20kHz)です。
波の波長 λ(波1個分の長さ)・振動数 f速さ v には次の関係があります: v = fλ

📘 重要用語
振幅(振動の中心から最大変位までの幅。音の大きさを決める)
振動数(周波数)(1秒あたりの振動回数。単位は Hz
周期 T(1回の振動にかかる時間。T = 1/f
波長 λ(波1個分の長さ。隣り合う山と山の距離)
音色(波形の違いによる音の質。楽器ごとに異なる)
超音波・低周波音(20000Hzより高い音・20Hzより低い音)

深掘り (背景・意義)

オシロスコープで音の波形を観察すると、振動を時間軸上のグラフとして見ることができます。同じ「ラ」の音(振動数440Hz)でも、ピアノとバイオリンとフルートで波形が違い、それが音色の違いです。
ピアノの中央のラ(A4)は440 Hz、1オクターブ上がるごとに振動数は2倍になります(A5=880Hz、A6=1760Hz...)。これは「2倍は同じ音名」という音楽の不思議を物理的に説明します。
20000Hzを超える超音波はイルカ・コウモリの認識やエコー検査に、20Hz以下の低周波音は地震計や工業機械の振動測定に使われます。

💡 ポイント
  • 音の3要素: 大きさ・高さ・音色
  • 音の大きさ ← 振幅
  • 音の高さ ← 振動数 (Hz)
  • 音色 ← 波形
  • 人の可聴範囲: 約20Hz〜20kHz
  • 波の式: v = fλ
  • 1オクターブ上=振動数2倍 (A4=440Hz, A5=880Hz)

注意点 (混同しやすい)

大きさ=振幅高さ=振動数。「大きい音」と「高い音」は別の物理量。② 振動数 f周期 T は逆数の関係 T = 1/f。③ 同じ音の高さでも楽器が違えば波形が違う→これが音色。④ 超音波は人が聞こえない高い音(20kHz以上)、低周波音は人が聞こえない低い音(20Hz以下)。

練習

  1. 振動数の単位を答えなさい。
  2. 音の大きさは何で決まるか。
  3. 振動数が440Hzの音について、1オクターブ高い音の振動数を答えなさい。
🔒

このレッスンはログインが必要です

レッスン3以降を学習するにはアカウントが必要です。
無料で登録できます。

無料でアカウントを作る ログイン

このレッスンのQ&A

読み込み中...