コンデンサーの原理と静電エネルギー
コンデンサーは電荷と電気エネルギーを蓄える素子です。電気容量・エネルギー・誘電体の影響を学びます。
基本知識
コンデンサー: 2枚の導体板(極板)を向かい合わせた素子。
電気容量 C [F = C/V]:Q = CV(Q: 蓄えた電荷、V: 極板間電圧)
平行板コンデンサーの電気容量:C = ε₀S/d(S: 極板面積、d: 極板間隔)
誘電体(比誘電率 ε_r)を挿入すると: C = ε_r ε₀S/d
静電エネルギー:U = Q²/(2C) = CV²/2 = QV/2
コンデンサーの接続:
・並列: C = C₁ + C₂(電圧共通)
・直列: 1/C = 1/C₁ + 1/C₂(電荷共通)
📘 重要用語
電気容量 C (capacitance)(電荷を蓄える能力。単位 F = C/V)
ファラド F(電気容量の単位。1 F = 1 C/V)
誘電体・比誘電率 ε_r(絶縁体を極板間に挿入すると C が ε_r 倍に増加)
静電エネルギー U(コンデンサーに蓄えられたエネルギー。U = CV²/2)
直列・並列接続(合成容量の計算。抵抗の逆パターン)
電気容量 C (capacitance)(電荷を蓄える能力。単位 F = C/V)
ファラド F(電気容量の単位。1 F = 1 C/V)
誘電体・比誘電率 ε_r(絶縁体を極板間に挿入すると C が ε_r 倍に増加)
静電エネルギー U(コンデンサーに蓄えられたエネルギー。U = CV²/2)
直列・並列接続(合成容量の計算。抵抗の逆パターン)
深掘り (背景・意義)
コンデンサーの接続は抵抗の逆パターン: 抵抗の直列 → コンデンサーの並列、抵抗の並列 → コンデンサーの直列、というように式が入れ替わります。
誘電体を挿入したとき、電池接続(電圧一定)か孤立(電荷一定)かで結果が変わります。電圧一定なら Q = CV より Q が増加し、エネルギーも増加。電荷一定なら電圧が下がり、エネルギーは減少(差が誘電体の引き込み力の仕事になる)。
超大容量コンデンサー(スーパーキャパシタ)は電気自動車の回生ブレーキなどに利用されます。電池より充放電速度が速いのが特徴です。
💡 ポイント
- Q = CV(基本式)
- C = ε₀S/d(平行板)
- U = CV²/2 = Q²/2C(エネルギー)
- 並列: C合 = ΣC(電圧共通)
- 直列: 1/C合 = Σ(1/C)(電荷共通)
- 誘電体: C → ε_r × C
- 接続方法でエネルギー変化が違う
注意点 (混同しやすい)
① コンデンサーの直列・並列は抵抗と逆。② エネルギーは CV²/2 で V² に比例。③ 直列接続では各コンデンサーに蓄えられる電荷は同じ(Q 共通)。④ 誘電体挿入後の状況は「電池あり・なし」で異なるため条件確認が必須。
練習
- 電気容量 4.0 μF のコンデンサーに 100 V の電圧をかけたとき、蓄えられる電荷と静電エネルギーを求めよ。
- 2.0 μF と 3.0 μF のコンデンサーを並列・直列に接続した場合の合成容量をそれぞれ求めよ。
- 平行板コンデンサーの極板間隔を 2 倍にしたとき、電気容量はどうなるか。