地質年代区分の基本 (累代・代・紀)
地球の歴史は約46億年に及びます。この膨大な時間を整理するために、地質学者は化石記録や放射年代測定をもとに地質年代の体系を構築しました。累代・代・紀という階層を理解することが地球史読解の第一歩です。
基本知識
地質年代の最大単位は累代(Eon)で、地球史は冥王代(46〜40億年前)・太古代(40〜25億年前)・原生代(25〜5.4億年前)・顕生代(5.4億年前〜現在)の4累代に分けられます。冥王代・太古代・原生代を合わせて先カンブリア時代と呼び、地球史の約88%を占めます。
累代は代(Era)に分かれます。顕生代は古生代(5.4〜2.5億年前)・中生代(2.5〜0.66億年前)・新生代(0.66億年前〜現在)の3代で構成されます。代はさらに紀(Period)に細分されます。古生代ならカンブリア紀・オルドビス紀・シルル紀・デボン紀・石炭紀・ペルム紀(二畳紀)の6紀があります。
地質年代の境界は多くの場合、大量絶滅や大きな環境変化の証拠によって設けられています。例えば中生代と新生代の境界(K-Pg境界)は白亜紀末の大量絶滅に対応します。年代の数値は主に放射年代測定(ウラン-鉛法など)によって決定されます。
例題
顕生代を構成する3つの代を古い順に答えなさい。
解答: 古生代(5.4〜2.5億年前)→中生代(2.5〜0.66億年前)→新生代(0.66億年前〜現在)の順。それぞれ大量絶滅事件を境界として区分される。
顕生代を構成する3つの代を古い順に答えなさい。
解答: 古生代(5.4〜2.5億年前)→中生代(2.5〜0.66億年前)→新生代(0.66億年前〜現在)の順。それぞれ大量絶滅事件を境界として区分される。
ポイント
- 地球史は約46億年・先カンブリア時代が88%を占める
- 累代:冥王代→太古代→原生代→顕生代(古い順)
- 顕生代の3代:古生代→中生代→新生代
- 古生代の6紀:カンブリア・オルドビス・シルル・デボン・石炭・ペルム
- 年代境界 = 大量絶滅・大環境変化の記録
- 放射年代測定(U-Pb法など)で絶対年代を決定
- K-Pg境界 = 白亜紀末(6600万年前)の大量絶滅
注意点
① 先カンブリア時代は単一の地質時代名ではなく、冥王代・太古代・原生代をまとめた俗称。② 紀の順序(特に古生代の6紀)は受験でよく問われるため順番を暗記する。③ 「ペルム紀」と「二畳紀」は同じ時代の別名(欧州系・日本旧称)。
練習
- 地球史46億年のうち先カンブリア時代が占める割合はおよそ何%か。
- 古生代を構成する6つの紀を古い順に答えなさい。
- 中生代と新生代の境界(K-Pg境界)は何億年前か。