メソポタミア文明
チグリス川とユーフラテス川の間に広がるメソポタミアは、人類最古の文明発祥地のひとつです。「二河の間の土地」を意味するこの地域では、世界初の都市国家が誕生しました。
都市国家の誕生と発展
シュメール人が前3500年ごろにウル・ウルクなどの都市国家を建設しました。周囲を城壁で囲み、中心にジッグラト(聖塔)を持つ構造が特徴です。
- 楔形文字:粘土板に葦で刻んだ世界最古の文字のひとつ。商業記録・神話・法律の記録に使用
- 六十進法:時間(60分・60秒)や角度(360度)の源流
- 太陰暦:月の満ち欠けを基準にした暦
- 後にアッカド人・バビロニア人・アッシリア人などが覇権を争う
📘 ハンムラビ法典(前1750年ごろ)
バビロン第1王朝のハンムラビ王が制定した法典。「目には目を、歯には歯を」の報復原則で有名。全282条からなり、農業・商業・家族関係など社会生活全般を規定。
現在パリのルーブル美術館に石碑が保存されている。
バビロン第1王朝のハンムラビ王が制定した法典。「目には目を、歯には歯を」の報復原則で有名。全282条からなり、農業・商業・家族関係など社会生活全般を規定。
現在パリのルーブル美術館に石碑が保存されている。
メソポタミアの宗教と文化
多神教が信仰され、各都市に守護神が存在しました。「ギルガメシュ叙事詩」は世界最古の文学作品のひとつで、洪水神話を含み後の聖書にも影響を与えたとされます。
練習
- メソポタミア文明で使われた、粘土板に刻まれた文字を何というか。
- 前1750年ごろに制定された「目には目を」の原則で知られる法典の名称と制定者を答えよ。
- メソポタミアの六十進法が現代の何に影響しているか、具体的に答えよ。