高麗と朝鮮王朝
新羅の統一後、10世紀に高麗が成立し、14世紀末に朝鮮王朝(李氏朝鮮)に引き継がれました。それぞれ独自の文化を花開かせました。
高麗(918〜1392年)
918年、王建(太祖)が建国し、935年に新羅を吸収して半島を統一しました。都は開城(ケソン)。
- 科挙の導入:958年に中国式科挙を採用し儒学官僚制度を整備
- 高麗青磁(せいじ):翡翠色の美しい陶磁器。独自の象嵌青磁技法が発達
- 高麗大蔵経:仏教経典を木版印刷した世界最大の経典集(13世紀)
- モンゴルの服属下(1270〜1356年):元の支配を受けるが王朝は存続
📘 朝鮮王朝(李氏朝鮮・1392〜1897年)
1392年、李成桂(り せいけい)が高麗を滅ぼして建国。都:漢陽(現在のソウル)。
・儒教(朱子学)を国家の根本理念として採用。仏教を排斥し「崇儒抑仏」政策
・ハングル(訓民正音)の創製:4代世宗(セジョン・在位1418〜1450年)が1443年に創案。表音文字で民衆でも学べる文字体系
・朝廷は両班(ヤンバン:文武の貴族官僚層)が独占。科挙合格が地位の条件
・明・清の朝貢体制に参加(小中華思想)
1392年、李成桂(り せいけい)が高麗を滅ぼして建国。都:漢陽(現在のソウル)。
・儒教(朱子学)を国家の根本理念として採用。仏教を排斥し「崇儒抑仏」政策
・ハングル(訓民正音)の創製:4代世宗(セジョン・在位1418〜1450年)が1443年に創案。表音文字で民衆でも学べる文字体系
・朝廷は両班(ヤンバン:文武の貴族官僚層)が独占。科挙合格が地位の条件
・明・清の朝貢体制に参加(小中華思想)
文字としてのハングルの意義
ハングルは漢字に依存しない独自の表音文字として、朝鮮民族のアイデンティティの象徴となりました。しかし両班層は依然として漢文を使用し、ハングルが一般に普及するのは近代以降のことです。
練習
- 高麗で生まれた、翡翠色が特徴の陶磁器を何というか。
- 朝鮮王朝を建国した人物の名前と都の名称(現在の都市名も)を答えよ。
- 世宗が1443年に創案した朝鮮独自の文字の名称を答えよ。