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市場経済と価格の働き

市場経済と価格の働き

市場経済では需要と供給の関係で価格が決まります。価格は経済活動の重要な信号です。

基本知識

需要: 買い手が買いたい量。価格が高いと減り、安いと増える。
供給: 売り手が売りたい量。価格が高いと増え、安いと減る。
需要量と供給量が一致する価格を均衡価格といいます。
市場価格は需給で変動しますが、独占や寡占の状態では市場メカニズムが働かず独占価格になりがちです。これを防ぐため独占禁止法があり、公正取引委員会が監視します。
電気・ガス・水道など公共料金は政府や自治体が決める統制価格です。

📘 重要用語
需要と供給(買い手の欲しい量と売り手の売りたい量。価格を決める)
均衡価格(需要量と供給量が一致する価格)
独占・寡占(1社/少数の企業が市場を支配する状態)
独占禁止法(1947年制定、公正で自由な競争を確保)
公正取引委員会(独占禁止法を運用する行政機関)
公共料金(電気・ガス・水道など、国・自治体が決める価格)

深掘り (背景・意義)

市場経済の利点は、需給に応じて資源の効率的配分が自動的に行われることです(アダム・スミスの「見えざる手」)。しかし、独占・寡占、外部不経済(公害)、情報の非対称性、公共財の供給などでは市場の失敗が生じ、政府の介入が必要になります。
日本では1990年代以降、規制緩和が進められ、電気通信・電力・郵便など多くの分野が自由化されました。一方、独占禁止法は強化され、カルテル(企業間の価格協定)などの違反には課徴金が課されます。

💡 ポイント
  • 需要曲線は右下がり、供給曲線は右上がり
  • 均衡価格=需要量と供給量が一致する価格
  • 独占=1社、寡占=少数の企業が支配
  • 独占禁止法1947年=公正取引委員会が運用
  • カルテル(価格協定)・トラスト(合併)・コンツェルン(株式持合)
  • 公共料金=電気・ガス・水道・公共交通など
  • 市場の失敗→政府が介入

注意点 (混同しやすい)

需要(買いたい量)と供給(売りたい量)を逆にしない。② グラフは需要曲線が右下がり、供給曲線が右上がり、交点が均衡価格。③ カルテル(価格協定)・トラスト(合併)・コンツェルン(持株会社で支配)の独占形態を区別。④ 独占禁止法を運用するのは公正取引委員会。

練習

  1. 需要量と供給量が一致したときの価格を何というか。
  2. 独占禁止法を運用する行政機関は何か。
  3. 「カルテル」とはどのような行為か説明しなさい。

このレッスンのQ&A

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