AI時代とSDGs
令和は生成AIが急速に普及し、社会のあり方そのものを変えつつあります。同時に持続可能性が地球規模の課題となっています。
基本知識
2022年11月、OpenAIが対話型AI「ChatGPT」を公開し、2か月で1億人ユーザーを獲得(史上最速)。生成AI(Generative AI)が一気に普及しました。2023年3月にはGPT-4、その後Google Gemini、Anthropic Claude、Meta Llamaなどが登場、画像生成ではMidjourney・Stable Diffusion・DALL-Eが話題に。2024年にはAIによるノーベル賞研究も登場(AlphaFoldのハサビス・ジャンパーが化学賞、ヒントンが物理学賞)。日本でも2024年4月、政府が「AI事業者ガイドライン」を策定。2025年大阪・関西万博(EXPO 2025)も「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに開催されました。
2015年9月 国連サミットでSDGs採択(2030年達成目標)
17の目標:貧困・飢餓・健康・教育・ジェンダー平等・水・エネルギー・働きがい・産業基盤・不平等・都市・生産消費・気候変動・海・陸・平和・パートナーシップ
2021年 日本はジェンダーギャップ指数156か国中120位
2050年 日本は温室効果ガス排出実質ゼロ(カーボンニュートラル)目標
2030年 日本は2013年比46%削減目標
深掘り (背景・影響)
SDGs(Sustainable Development Goals)は2015年9月の国連サミットで採択された2030年までの17目標・169ターゲットです。前身はMDGs(2000-2015)。「誰一人取り残さない」(No one will be left behind)が標語。脱炭素ではカーボンニュートラルが世界目標となり、EV(電気自動車)普及、再生可能エネルギー(太陽光・風力)拡大が加速。一方、AI普及により雇用変化・著作権・誤情報(ディープフェイク)・個人情報・軍事利用(自律兵器)などの問題も浮上。EUは2024年に世界初の包括的AI規制法(AI Act)を成立させ、リスクに応じた段階的規制を導入しました。技術と倫理の両立が現代の最大課題です。
- ChatGPT公開=2022年11月(OpenAI)
- SDGs採択=2015年9月国連、2030年達成目標、17目標
- SDGs標語=「誰一人取り残さない」
- カーボンニュートラル=2050年排出実質ゼロ目標
- EUのAI規制法=2024年、世界初の包括規制
- 大阪・関西万博=2025年「いのち輝く未来社会のデザイン」
注意点 (混同しやすい)
① MDGs(2000-2015・ミレニアム開発目標)とSDGs(2015-2030・持続可能な開発目標)を区別。② SDGsは17目標、169ターゲット。③ カーボンニュートラル(排出ゼロ)とカーボンオフセット(排出を他で相殺)は別概念。④ AIには機械学習・深層学習・生成AIなどの種類があり、ChatGPTなどLLMは生成AIの一種。
練習
- OpenAIが対話型生成AI「ChatGPT」を公開したのは何年何月か。
- SDGsが国連で採択された年と目標数を答えよ。
- 日本が温室効果ガス排出実質ゼロ(カーボンニュートラル)を目指す目標年は何年か。