地質年代と地球の歴史
地球は約46億年前に誕生しました。長い歴史を区切ったものが地質年代で、生物の進化と環境変動が刻まれています。
基本知識
地質年代は大きく次のように分かれます。
① 先カンブリア時代(46億〜5.4億年前): 地球誕生・海と大気の形成・生命誕生・酸素発生。
② 古生代(5.4億〜2.5億年前): カンブリア爆発・魚類・両生類・シダ植物・三葉虫。末はペルム紀の大量絶滅。
③ 中生代(2.5億〜0.66億年前): 三畳紀・ジュラ紀・白亜紀。恐竜とアンモナイトの時代。哺乳類も登場。
④ 新生代(6600万年前〜現在): 哺乳類の繁栄・草原の拡大・人類の進化。最後の第四紀(258万年前〜)は氷期と間氷期が繰り返した時代。
絶対年代は放射年代測定(ウラン・カリウム・炭素14など)で測ります。
先カンブリア時代(46〜5.4億年前。生命誕生と酸素発生の時代)
古生代(5.4〜2.5億年前。海生無脊椎動物・脊椎動物の登場)
中生代(2.5〜0.66億年前。恐竜とアンモナイトが繁栄)
新生代(6600万年前〜現在。哺乳類と人類の時代)
第四紀(258万年前〜現在。氷期と間氷期の繰り返し)
放射年代測定(放射性元素の半減期を利用した絶対年代決定法)
深掘り (背景・意義)
地球の歴史を1年に圧縮すると、地球誕生が1月1日、生命誕生が3月頃、酸素発生(大酸化イベント)が6〜7月頃、カンブリア爆発が11月中旬、恐竜絶滅が12月26日、人類誕生は12月31日午後9時頃、有史時代はわずか最後の数秒です。
放射年代測定では、半減期の異なる元素を使い分けます。炭素14(半減期5730年)は数万年前まで、カリウム-アルゴン(12.5億年)は数千万年〜数十億年、ウラン-鉛(45億年)は最古の岩石の年代測定に使われます。
近年は人類が地球環境を大きく変えていることから、現在を「人新世」と呼ぶ提案もされており、地球の歴史と人類の責任を考えるきっかけになっています。
- 地球誕生=46億年前
- 先カンブリア時代=46〜5.4億年前(地球史の約88%)
- 古生代=5.4〜2.5億年前(三葉虫・魚類)
- 中生代=2.5〜0.66億年前(恐竜・アンモナイト)
- 新生代=6600万年前〜(哺乳類・ヒト)
- 第四紀=258万年前〜(氷河時代)
- 炭素14法=数万年スケール
注意点 (混同しやすい)
① 古生代・中生代・新生代の境目は大量絶滅事件で区切られている(古生代末・中生代末)。② 中生代は三畳紀→ジュラ紀→白亜紀の順。③ 第四紀は更新世と完新世に分かれ、約1万年前から完新世。④ 放射年代測定は半減期を利用するので、対象に合う元素を選ぶ必要がある。
練習
- 地球の誕生はおよそ何年前か。
- 恐竜が繁栄した地質時代は何代か。
- 炭素14の半減期はおよそ何年か。