感覚器の構造と機能 眼・耳
外界の情報をニューロンの電気信号に変換するのが感覚器(受容器)です。視覚と聴覚・平衡覚を司る眼と耳を中心に学びます。
基本知識
眼の構造と光受容: 角膜(屈折)・水晶体(毛様体筋で厚さ変化→遠近調節)・虹彩(瞳孔で光量調節)・網膜(錐体細胞=明所・色覚、桿体細胞=暗所・白黒)・視神経(大脳視覚野へ)・黄斑=中心窩(最高解像度)・盲斑(視神経通過・光受容細胞なし)。
耳の構造と音・平衡の受容: 外耳(音波収集)→鼓膜(振動受容)→中耳の耳小骨3個(ツチ・キヌタ・アブミ骨、振動増幅)→内耳の蝸牛(コルチ器の有毛細胞が音受容)と前庭・半規管(平衡・回転覚)→聴神経(大脳聴覚野へ)。
例題
近くのものを見るとき、水晶体はどのように変化するか。また、この調節ができなくなる症状を何というか。
解答: 近くを見るとき、毛様体筋が収縮してチン小帯が緩み、水晶体が厚くなって屈折力が増し、近くに焦点が合う。加齢などで水晶体の弾力性が失われ、毛様体筋が収縮しても水晶体が十分に厚くなれない状態を老眼(老視)という。
近くのものを見るとき、水晶体はどのように変化するか。また、この調節ができなくなる症状を何というか。
解答: 近くを見るとき、毛様体筋が収縮してチン小帯が緩み、水晶体が厚くなって屈折力が増し、近くに焦点が合う。加齢などで水晶体の弾力性が失われ、毛様体筋が収縮しても水晶体が十分に厚くなれない状態を老眼(老視)という。
ポイント
- 水晶体の厚さ変化=毛様体筋による遠近調節
- 錐体=明所・色覚(3種オプシン)、桿体=暗所・白黒(ロドプシン)
- 黄斑(中心窩)=最高解像度の場所
- 盲斑=視神経通過部位・光受容細胞なし
- 耳小骨(ツチ・キヌタ・アブミ)=音振動を増幅
- 蝸牛コルチ器の有毛細胞=音受容
- 前庭・半規管=平衡・回転覚
注意点
① 遠くを見るとき: 毛様体筋弛緩→チン小帯が張る→水晶体薄くなる。近くを見るとき: 毛様体筋収縮→チン小帯緩む→水晶体厚くなる。② 錐体は3種類(赤・緑・青)の色受容タンパク質(オプシン)をもつ。③ 盲斑は通常脳が補完するため意識されない。
練習
- 明所で色を識別する網膜の光受容細胞は何か。
- 内耳の蝸牛で音刺激を受け取る細胞の名称を答えなさい。
- 平衡感覚・回転覚を受容する内耳の構造物をすべて答えなさい。