近現代 / 国民国家とナショナリズムの時代 3 / 6

イタリアの統一

イタリアの統一

19世紀のイタリア半島は小国に分裂し、一部はオーストリアの支配下にありました。統一を成し遂げた3人の英雄——カヴール・マッツィーニ・ガリバルディの役割を押さえましょう。

統一への道――カヴールとサルデーニャ王国

イタリア統一の主役はサルデーニャ王国です。首相カヴール(カミッロ・カヴール)は「現実政治(リアルポリティーク)」を駆使し、まず1859年にフランス(ナポレオン3世)と同盟してオーストリアと戦争し、ロンバルディアを獲得しました。外交と軍事を組み合わせて北イタリアを統合していきます。一方、共和主義者マッツィーニは「青年イタリア」という秘密結社を組織し、統一の思想的気運を長年にわたって育てた先駆者でした。

📘 イタリア統一の3人
マッツィーニ:「青年イタリア」創設、共和主義の思想的先駆者
カヴール:サルデーニャ王国首相、外交と軍事で北イタリアを統合
ガリバルディ:「赤シャツ隊(千人隊)」で南イタリア・シチリア征服
統一年:1861年イタリア王国成立(ヴィットーリオ=エマヌエーレ2世が国王)

ガリバルディと南イタリア

武人ガリバルディ1860年、赤いシャツをまとった義勇兵「赤シャツ隊(千人隊)」1000人余りを率いてシチリアに上陸し、両シチリア王国を征服しました。南イタリアを統一後、ガリバルディはそれをサルデーニャ国王ヴィットーリオ=エマヌエーレ2世に献上するという大きな決断をします。1861年3月イタリア王国が成立しました。ただしヴェネツィアはオーストリア支配下にあり(1866年に編入)、ローマは教皇の領土で(1870年に占領・編入)、完全な統一はやや遅れます。

練習

  1. サルデーニャ王国の首相として外交で北イタリア統一を主導した人物は誰か。
  2. 「赤シャツ隊」を率いて南イタリア・シチリアを征服した人物は誰か。
  3. イタリア王国が成立した年は。
🔒

続きは無料アカウントで読めます

このレッスンの続きと、AIに教えて学ぶ機能が使えます。登録は無料です。

無料でアカウントを作る ログイン

このレッスンのQ&A

読み込み中...