アフリカの独立
20世紀半ばまでアフリカのほぼ全土は欧米列強の植民地でした。しかし1960年前後、一気に17もの国が独立し、この年は「アフリカの年」と呼ばれています。
アフリカの年――1960年
1960年、アフリカで実に17か国が独立しました。第二次世界大戦後の民族自決の機運と、宗主国の戦後疲弊が重なった結果です。独立したのはカメルーン・トーゴ・マリ・セネガル・ナイジェリア・コンゴ(ベルギー領コンゴ)・ソマリア・マダガスカルなどです。このうちコンゴ(現コンゴ民主共和国)では独立後すぐに内戦が勃発し、初代首相ルムンバが暗殺されるなど、植民地時代に人為的に引かれた国境線が残す「民族の分断」と「資源をめぐる争い」が独立後の混乱を引き起こしました。
📘 アフリカの脱植民地化
1957年:ガーナ独立(初代大統領エンクルマ、サハラ以南初の独立国)
1960年:「アフリカの年」——17か国が独立
1962年:アルジェリア独立(130年間のフランス支配に終止符)
1963年:アフリカ統一機構(OAU)結成→2002年にアフリカ連合(AU)へ
1994年:南アフリカ共和国でアパルトヘイト(人種隔離政策)廃止、ネルソン=マンデラが初の黒人大統領に就任
1957年:ガーナ独立(初代大統領エンクルマ、サハラ以南初の独立国)
1960年:「アフリカの年」——17か国が独立
1962年:アルジェリア独立(130年間のフランス支配に終止符)
1963年:アフリカ統一機構(OAU)結成→2002年にアフリカ連合(AU)へ
1994年:南アフリカ共和国でアパルトヘイト(人種隔離政策)廃止、ネルソン=マンデラが初の黒人大統領に就任
アパルトヘイトと南アフリカ
南アフリカは独立後も白人少数派によるアパルトヘイト(人種隔離政策)が続きました。黒人は居住・移動・投票・教育のすべてで差別されます。アフリカ民族会議(ANC)の指導者ネルソン=マンデラは1964年から27年間投獄されながらも闘いを続け、国際社会の経済制裁と国内の抵抗運動により1991年にアパルトヘイトの法律が廃止。1994年の全人種参加の選挙でマンデラが大統領に選出されました。マンデラは「憎しみではなく和解」を掲げ、真実和解委員会を設置して過去の清算に当たりました。
練習
- 1960年が「アフリカの年」と呼ばれる理由を答えよ。
- 南アフリカのアパルトヘイト政策について、廃止年と廃止に貢献したANC指導者を答えよ。
- 1957年にサハラ以南初の独立国となったアフリカの国はどこか。また初代大統領は誰か。