比の利用 の誤りを直す

比の利用① 比の基本と、かんたんな整数比にする方法

「比(ひ)」とは、2つ以上の量がどんなわりあいでならんでいるかを表す、とてもべんりな書き方です。
ここでは、できるだけかんたんな整数の比になおしたり、片方の値から、もう片方の値をもとめる練習をします。

これから学ぶこと

比をあつかうときの3つの基本:
①両方を同じ数でわると、もっとかんたんな整数比になります。
 12:18 = 2:3(両方を6でわった)
②両方に同じ数をかけると、分数や小数の比を整数の比になおせます。
 1/2:2/3 = 3:4(両方に6をかけた)
③「○:△」の比の値は ○ ÷ △ = ○/△ になります。たとえば 2:3 の比の値は 2/3 です。

例題
0.4:0.6 と、2/5:3/5 を、それぞれもっともかんたんな整数の比になおしましょう。また、A:B = 3:5 で A = 120 のとき、B はいくつでしょう?

解き方:
①0.4:0.6 →(両方を10ばい)→ 4:6 →(両方を2でわる)→ 2:3
②2/5:3/5 →(両方を5ばい)→ 2:3
③A:B = 3:5 のときは、A = 120 が「3つぶん」にあたります。
 1つぶん = 120 ÷ 3 = 40。B = 40 × 5 = 200

ポイント

覚えよう
  • 分数の比は、分母の最小公倍数を両方にかけて、整数の比になおしましょう。
  • 小数の比は、10や100をかけて、整数の比になおしましょう。
  • 比の片方の数がわかっていれば、もう片方の数もかならず求められます。

練習問題

  1. つぎの比を、もっともかんたんな整数の比になおしましょう:①36:48 ②0.3:0.8 ③2/3:3/4
  2. A:B = 4:7 で B = 98 のとき、A はいくつでしょう?
  3. 兄と弟がもっているお金の比は 5:3 で、兄は750円もっています。弟のお金はいくらでしょう?

解答・解説

  1. 解答:① 3:4 ② 3:8 ③ 8:9
    解説:① 36:48 → GCD=12 で割る → 3:4。② 0.3:0.8 → ×10 → 3:8。③ 2/3:3/4 → 分母の LCM=12 をかける → (2/3)×12:(3/4)×12 = 8:9。
  2. 解答:A = 56
    解説:A:B=4:7 でB=98。1単位=98÷7=14。A=14×4=56。
  3. 解答:弟の所持金 = 450円
    解説:兄:弟=5:3 で兄=750円。1単位=750÷5=150円。弟=150×3=450円。