数学I / 実数と数の体系 2 / 6

実数② 絶対値と数直線

実数② 絶対値と数直線

絶対値を高校では場合分けで正確に定義します。文字を含む絶対値も扱えるようにしましょう。

絶対値の定義

実数 a の絶対値 |a| は原点からの距離。
 a ≧ 0 のとき |a| = a
 a < 0 のとき |a| = −a

  • |7| = 7、|−3| = 3、|0| = 0
  • |√2 − 1| = √2 − 1(√2 > 1 だから正)
  • |1 − √2| = √2 − 1(1 − √2 < 0 だから符号を逆に)
📘 例題①
次の絶対値を求めなさい。
(1) |−2/3| (2) |3 − π| (3) |√5 − 2|
解答:
(1) 2/3 (2) π > 3 だから π − 3 (3) √5 > 2 だから √5 − 2

2点間の距離

数直線上の2点 A(a)、B(b) 間の距離は |b − a|

📘 例題②
A(−3)、B(5)、C(−7) について次の距離を求めなさい。
(1) AB (2) BC
解答:(1) |5 − (−3)| = 8 (2) |−7 − 5| = 12

絶対値の性質

  • |a| ≧ 0
  • |a| = |−a|
  • |ab| = |a||b|
  • |a|² = a²
💡 ポイント
  • 絶対値の定義:a ≧ 0 なら a、a < 0 なら −a
  • 無理数を含む式は中身の正負を判定して外す
  • 2点間の距離は |b − a|
  • |a|² = a² はよく使う

練習問題

  1. 次を求めなさい。(1) |−9| (2) |2 − √7| (3) |3 − √5|
  2. A(7)、B(−4) 間の距離を求めなさい。
  3. |x| = 5 を満たす x をすべて求めなさい。

解答・解説

  1. 解答:(1) 9 (2) √7 − 2 (3) 3 − √5
    解説:√7 ≈ 2.65 > 2、√5 ≈ 2.24 < 3。
  2. 解答:11
    解説:|7 − (−4)| = 11。
  3. 解答:x = 5, −5
    解説:原点からの距離が5の点は ±5。

このレッスンのQ&A

読み込み中...