中学 / 現代社会と私たち 3 / 6

少子高齢化と人口問題

少子高齢化と人口問題

日本は世界でも有数の少子高齢社会です。人口構造の変化は社会保障・経済・地域に大きな影響を与えています。

基本知識

少子化は出生率の低下を指し、合計特殊出生率は約1.2〜1.3で人口維持に必要な2.07を大きく下回っています。高齢化は65歳以上の高齢者の割合が増えることで、日本では総人口の約29%が65歳以上の超高齢社会です。
結果として、生産年齢人口(15〜64歳)が減少し、社会保障費(年金・医療・介護)が増大します。また、地方では過疎化が進み、都市部では過密による問題が生じています。

📘 重要用語
合計特殊出生率(1人の女性が生涯に産む子どもの数。人口維持には2.07が必要)
高齢化率(総人口に占める65歳以上の割合。7%超=高齢化社会、14%超=高齢社会、21%超=超高齢社会)
生産年齢人口(15〜64歳の人口。働き手の中心)
少子高齢化(出生率低下と高齢化が同時に進む現象)
過疎・過密(地方の人口減少と都市部への人口集中)
社会保障(年金・医療・介護・福祉など、生活を支える公的制度)

深掘り (背景・意義)

少子化の背景には晩婚化・未婚化、子育てコストの増大、女性の社会進出と仕事との両立困難、不安定な雇用などがあります。高齢化は医療の進歩による平均寿命の延びが主因です。
影響は深刻で、年金財政の悪化、労働力不足、介護負担の増加、地方の衰退などにつながります。対策として子育て支援働き方改革外国人労働者の受け入れ地方創生などが進められています。

💡 ポイント
  • 合計特殊出生率は約1.2〜1.3(人口維持には2.07必要)
  • 日本の高齢化率は約29%=超高齢社会
  • 高齢化社会(7%)→高齢社会(14%)→超高齢社会(21%)
  • 生産年齢人口=15〜64歳
  • 社会保障費の増大が財政を圧迫
  • 過疎(地方)と過密(都市)が同時進行
  • 対策=子育て支援・働き方改革・地方創生

注意点 (混同しやすい)

高齢化社会は7%超、高齢社会は14%超、超高齢社会は21%超で、3段階の用語を混同しないこと。② 過疎は地方の人口減少、過密は都市の人口集中。③ 合計特殊出生率は一人の女性が生涯に産む子の数で、出生率(年間出生数の人口比)とは別。④ 生産年齢人口は15〜64歳で、子ども(15歳未満)と高齢者(65歳以上)を含まない。

練習

  1. 高齢化率が21%を超える社会を何というか。
  2. 合計特殊出生率の人口維持に必要な水準はいくらか。
  3. 地方の人口が著しく減少する状態を何というか。

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このレッスンのQ&A

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