明治維新と新政府の発足
1868年、260年余り続いた江戸幕府が倒れ、天皇を中心とする新政府が誕生しました。明治維新は日本が近代国家へと生まれ変わる出発点です。
基本知識
1867年、第15代将軍徳川慶喜は大政奉還を行い、政権を朝廷に返しました。続く王政復古の大号令で天皇を中心とする新政府が樹立されます。しかし旧幕府軍と新政府軍は対立し、戊辰戦争(1868〜69年)が起こりました。鳥羽・伏見の戦いから始まり、五稜郭の戦いで終結します。新政府は五箇条の御誓文で基本方針を示し、江戸を東京と改め、元号を明治としました。
📘 維新前後の年表
1867年 大政奉還・王政復古の大号令
1868年 鳥羽・伏見の戦い、五箇条の御誓文、江戸無血開城
1869年 戊辰戦争終結(五稜郭)、版籍奉還
1871年 廃藩置県
1872年 学制公布、新橋〜横浜間鉄道開通
1867年 大政奉還・王政復古の大号令
1868年 鳥羽・伏見の戦い、五箇条の御誓文、江戸無血開城
1869年 戊辰戦争終結(五稜郭)、版籍奉還
1871年 廃藩置県
1872年 学制公布、新橋〜横浜間鉄道開通
深掘り (背景・影響)
幕末はペリー来航(1853)以降、開国による物価高や攘夷運動で社会が動揺しました。薩摩・長州が同盟を結び(薩長同盟、1866年、坂本龍馬の仲介)、討幕の中心となります。維新後、新政府は版籍奉還(1869)で土地と人民を天皇に返させ、廃藩置県(1871)で藩を廃止し府県を置きました。これにより中央集権国家が完成します。四民平等の理念のもと、士農工商の身分制度も撤廃されました。
💡 ポイント
- 1867年 大政奉還(徳川慶喜)
- 1868年 五箇条の御誓文・戊辰戦争開始
- 1869年 版籍奉還
- 1871年 廃藩置県(中央集権完成)
- 四民平等・東京遷都・元号明治
- 維新の三傑:西郷隆盛・大久保利通・木戸孝允
注意点 (混同しやすい)
① 大政奉還(政権返上、1867)と王政復古の大号令(天皇親政宣言、1867)は別物。② 版籍奉還(1869、土地・人民の返還)と廃藩置県(1871、藩そのものを廃止)を区別する。③ 戊辰戦争は西南戦争(1877)と混同しやすいが、戊辰=旧幕府vs新政府、西南=士族反乱。④ 維新三傑のうち西郷は西南戦争で自決、大久保は暗殺、木戸は病死、と最期も整理しておく。
練習
- 1867年に徳川慶喜が政権を朝廷に返した出来事を何というか。
- 1871年に藩を廃止し府県を置いた政策の名称は。
- 維新の三傑3人の名前を挙げよ。