コロナ禍と世界の混乱
2020年から始まった新型コロナウイルス感染症のパンデミックは、世界の人々の暮らしを一変させました。令和を象徴する未曽有の危機です。
基本知識
2019年12月、中国・武漢で原因不明の肺炎が発生。2020年1月、新型コロナウイルスSARS-CoV-2と特定され、感染症は「COVID-19」と命名されました。2020年3月11日、WHO(世界保健機関)がパンデミック(世界的大流行)を宣言。日本では2020年4月7日に7都府県で緊急事態宣言(新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく)が発令され、後に全国に拡大しました。学校は一斉休校(2020年3月〜)、企業はテレワークに移行、外出自粛・3密(密閉・密集・密接)回避が呼びかけられました。2020年東京五輪は史上初の延期となり、2021年7-9月に無観客で開催されました。
2019年12月 武漢で原因不明肺炎
2020年1月 国内初感染確認、WHO「PHEIC」宣言
2020年3月11日 WHOパンデミック宣言
2020年4月7日 日本初の緊急事態宣言(安倍晋三内閣)
2020年5月 特別定額給付金10万円
2021年2月 国内ワクチン接種開始(医療従事者から)
2021年7-9月 東京五輪・パラ(無観客)
2023年5月 5類感染症へ移行
深掘り (背景・影響)
パンデミックは経済に深刻な打撃を与え、観光業・飲食業が大打撃。GDPは2020年度に戦後最悪のマイナス4.5%を記録しました。一方でDX(デジタルトランスフォーメーション)が加速、Zoom・Microsoft Teamsなどオンライン会議が浸透し、リモートワークが新常態に。マスク着用が日常化し、飛沫・エアロゾル感染・濃厚接触者・クラスターなどの言葉が一般化しました。ワクチンはmRNAワクチン(ファイザー・モデルナ)が史上最速で開発され、日本では2021年2月から接種開始。2023年5月8日に新型コロナは感染症法上の5類(季節性インフルエンザと同等)に移行し、日常がほぼ戻りました。日本のコロナ関連死は累計約7万5千人(2023年時点)。
- WHOパンデミック宣言=2020年3月11日
- 日本初の緊急事態宣言=2020年4月7日(安倍内閣)
- 3密=密閉・密集・密接
- 東京五輪=2021年7-9月に1年延期・無観客開催
- ワクチン接種開始=2021年2月(mRNAワクチン)
- 5類移行=2023年5月8日
- SARS(2003)・MERS(2012)・COVID-19(2019-)のコロナウイルス系統
注意点 (混同しやすい)
① SARS(2003)・MERS(2012)・COVID-19(2019-)はいずれもコロナウイルスだが別の感染症。② パンデミック(世界的大流行)・エピデミック(地域的流行)・エンデミック(常在感染症)の用語を区別。③ 東京五輪は2020年大会の予定が2021年に延期されたが、名称は「東京2020」のまま開催。④ 緊急事態宣言は特措法に基づくものであり、欧米のロックダウンのような強制力はない(罰則は限定的)。
練習
- WHOがCOVID-19のパンデミックを宣言したのは何年何月何日か。
- 日本で初めて緊急事態宣言が出されたのは何年何月何日か。
- 新型コロナが感染症法上の5類に移行したのは何年何月か。