顕微鏡の使い方とプレパラート作成
顕微鏡は理科室で最も精密な道具のひとつです。正しい手順で使うことで、ミクロの世界が広がります。
基本知識
顕微鏡の使用手順:
① 水平で直射日光の当たらない明るい場所に置く
② 接眼レンズ→対物レンズの順に取り付ける(逆順だとほこりが入る)
③ 低倍率の対物レンズにする
④ 反射鏡(または光源)で視野を明るくする
⑤ プレパラートをステージにセットする
⑥ 横から見ながら対物レンズをプレパラートに近づける
⑦ 接眼レンズをのぞきながら遠ざける方向に動かしてピントを合わせる
プレパラートは、スライドガラスに試料と水を載せ、空気の泡が入らないようピンセットでカバーガラスを斜めに静かにかぶせて作ります。
📘 重要用語
ステージ (stage)(プレパラートを乗せる台)
レボルバー (revolver)(対物レンズを切り替える回転部)
調節ねじ (粗動・微動)(ピント合わせのねじ。粗動で大まかに、微動で精密に)
しぼり (diaphragm)(視野の明るさを調整する装置)
反射鏡(外光を取り込む鏡。平面鏡と凹面鏡が裏表)
プレパラート(試料・水・カバーガラスからなる観察標本)
ステージ (stage)(プレパラートを乗せる台)
レボルバー (revolver)(対物レンズを切り替える回転部)
調節ねじ (粗動・微動)(ピント合わせのねじ。粗動で大まかに、微動で精密に)
しぼり (diaphragm)(視野の明るさを調整する装置)
反射鏡(外光を取り込む鏡。平面鏡と凹面鏡が裏表)
プレパラート(試料・水・カバーガラスからなる観察標本)
深掘り (背景・意義)
顕微鏡像は上下左右が逆さまに見えます。動かしたい方向と逆の方向にプレパラートをずらすと、見えている像は望む方向に動きます。
視野の明るさはしぼりと反射鏡で調整します。低倍率では明るすぎることが多いのでしぼりを絞る、高倍率では暗くなるので凹面鏡(光を集める)を使います。
カバーガラスを斜めにかぶせる理由は、空気の泡が入るのを防ぐためです。泡は黒く縁取られた円として見え、視野を邪魔します。スポイトで水を試料の脇に落とし、毛細管現象で広げるのもコツです。
顕微鏡は17世紀のレーウェンフックが微生物を発見したことから生物学を大きく前進させました。現代の電子顕微鏡はナノメートル(10億分の1メートル)レベルでウイルスの構造まで観察できます。
💡 ポイント
- 使用順: 接眼→対物の順に取り付け
- ピント合わせは「近づけてから遠ざける」
- 顕微鏡像は上下左右が逆
- 動かしたい方向と逆にプレパラートをずらす
- 低倍率→高倍率の順で観察
- カバーガラスは斜めに静かに置く(泡防止)
- 直射日光は絶対に当てない
注意点 (混同しやすい)
① ピント合わせは近づけてから遠ざける。逆だと対物レンズがプレパラートに衝突する。② レンズを取り付ける順は接眼→対物、外す時は逆。③ 反射鏡で太陽を直接反射させてはいけない(目を傷める)。④ 倍率を上げると視野は狭く・暗くなるので、しぼりや反射鏡で明るさ調整が必要。
練習
- 顕微鏡の像で物が右上に見えるとき、中央に寄せるにはプレパラートをどの方向に動かすか。
- ピント合わせの正しい手順を簡潔に答えなさい。
- プレパラートにカバーガラスをかぶせるとき、斜めに置く理由は何か。