中学 / 大地の成り立ち 4 / 6

岩石と鉱物の見分け方

岩石と鉱物の見分け方

岩石は鉱物の集合体です。火成岩・堆積岩・変成岩の3種類に分類され、それぞれ特徴的な鉱物組成と組織を持ちます。

基本知識

主な造岩鉱物は無色鉱物有色鉱物に分かれます。
無色鉱物: セキエイ(石英)(SiO₂、無色透明、不規則に割れる)、チョウ石(長石)(白色、決まった方向に割れる)。
有色鉱物: クロウンモ(黒雲母)(うすく板状にはがれる)、カクセン石(角閃石)(緑黒色・長柱状)、キ石(輝石)(暗緑〜黒色・短柱状)、カンラン石(黄緑色・粒状)。
白っぽい火成岩(流紋岩・花こう岩)は無色鉱物が多く、黒っぽい火成岩(玄武岩・斑れい岩)は有色鉱物が多いのが特徴です。
鉱物の硬さはモース硬度(1〜10)で表され、ダイヤモンドが10で最高です。

📘 重要用語
鉱物(一定の化学組成と結晶構造を持つ天然の無機固体)
造岩鉱物(岩石を構成する主要な鉱物。6種類が中心)
セキエイ(SiO₂。最も硬い造岩鉱物のひとつ)
チョウ石(カリ長石・斜長石。火成岩で最も多い)
モース硬度(1=滑石、10=ダイヤモンド。引っかきで決める)
劈開(へきかい)(鉱物が決まった方向に割れる性質。チョウ石・クロウンモが顕著)

深掘り (背景・意義)

岩石の鉱物組成を調べると、できた環境(温度・圧力・マグマの種類)が分かります。たとえばカンラン石を多く含む岩石(かんらん岩)は地下深いマントル由来であり、セキエイを多く含む花こう岩は地殻深部でゆっくり冷えたものと判定できます。
鉱物は資源としても重要です。鉄(Fe)、銅(Cu)、金(Au)、リチウム(Li)、レアアース(希土類元素)などは特定の地質環境で濃集します。スマホ1台には30種類以上の元素が使われており、都市鉱山(廃家電からの再利用)が注目されています。
結晶構造を学ぶことは化学(無機化学)とも直結し、ケイ酸塩鉱物の四面体[SiO₄]構造はあらゆる岩石の基本単位です。

💡 ポイント
  • 造岩鉱物は無色2種+有色4種が基本
  • セキエイ・チョウ石=無色(白っぽい岩石)
  • クロウンモ・カクセン石・キ石・カンラン石=有色
  • 白い火成岩=流紋岩・花こう岩(SiO₂多い)
  • 黒い火成岩=玄武岩・斑れい岩(SiO₂少ない)
  • モース硬度1(滑石)〜10(ダイヤモンド)
  • 都市鉱山=廃家電からの金属再利用

注意点 (混同しやすい)

鉱物岩石を混同しない。鉱物の集合が岩石。② セキエイは不規則に割れ、チョウ石は劈開を持つ(平らに割れる)。③ クロウンモは板状(薄くはがれる)、キ石・カクセン石は柱状で違う。④ 白い=無色鉱物が多い、黒い=有色鉱物が多い、と覚える。

練習

  1. 無色鉱物を2つ挙げなさい。
  2. モース硬度10の鉱物は何か。
  3. 白っぽい深成岩の名前を答えなさい。
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このレッスンのQ&A

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