高校基礎 / プレートテクトニクスと地震 1 / 6

プレートの種類と動き

プレートの種類と動き

地球の表面は十数枚のプレート(岩板)で覆われ、互いに動き続けています。プレートの動きが地震・火山・山脈などを生み出す原動力です。

基本知識

プレートはリソスフェア(地殻+マントル最上部。厚さ約100 km)からなる硬い岩板です。その下のアセノスフェア(軟らかいマントル)の上を年間数cm(指の爪が伸びる速さ)で移動します。
プレートの種類:
大陸プレート: 大陸地殻を含む。密度が小さい(約2.7 g/cm³)ため、海洋プレートより上に乗る。沈み込まない。
海洋プレート: 海洋地殻を含む。密度が大きい(約3.0 g/cm³)。海嶺で生まれ、海溝で沈み込む。
日本付近の4プレート:
太平洋プレート(海洋・東から西へ)
フィリピン海プレート(海洋・南から北へ)
北米プレート(大陸・日本東部に位置)
ユーラシアプレート(大陸・日本西部に位置)
プレート運動の原動力はマントル対流と、沈み込む重いプレートが引っ張る力(スラブプル)です。

📘 重要用語
プレート(リソスフェアからなる硬い岩板。厚さ約100 km)
大陸プレート(密度小・沈み込まない)
海洋プレート(密度大・海嶺で生まれ海溝で沈む)
マントル対流(プレート運動の主な原動力)
スラブプル(沈み込む重いプレートが引っ張る力)
海嶺(プレートが生まれる場所。海底の山脈)

深掘り

プレートテクトニクス理論の前身は1912年のウェゲナーの大陸移動説です。アフリカ西岸と南アメリカ東岸の形が一致すること、両岸に同じ化石・地層が存在することなどを根拠にしましたが、動力が不明のため当初は否定的に受け止められました。1960年代に海洋底拡大説(ヘス)と古地磁気の研究が加わり、プレートテクトニクスとして完成しました。
現在の大陸配置は約2億年前の超大陸パンゲアが分裂してできたものです。インドはかつて南極付近にあり、高速でユーラシアに衝突してヒマラヤを形成しました(インドは年間約5 cm北上中)。

💡 ポイント
  • プレート=リソスフェア(厚さ約100 km)
  • 大陸プレート=密度小・沈み込まない
  • 海洋プレート=密度大・海嶺で生まれ海溝で沈む
  • 日本付近=4プレート(太平洋・フィリピン海・北米・ユーラシア)
  • 大陸移動説=ウェゲナー(1912)
  • 超大陸パンゲアが約2億年前に分裂

注意点

① プレート=リソスフェア(地殻だけではない)。② 海洋プレートが沈み込み、大陸プレートは沈み込まない。③ スラブ=沈み込んだ海洋プレート。温度が低く周囲より密度が大きいため自重で引きずられる。

練習

  1. 日本付近にある4つのプレートの名称をすべて答えなさい。
  2. 大陸プレートが海洋プレートの下に沈み込まない理由を密度を用いて説明しなさい。
  3. 大陸移動説を唱えた科学者の名前と年代を答えなさい。

このレッスンのQ&A

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