おつりが出ない払い方
「ちょうど払う」「おつりが出ないようにする」というのは、日常生活でもよくある場面です。芋づる算の代表的な使いどころで、「使える硬貨の枚数」にもルールがつきます。
くらしの中の芋づる算
さいふの中の硬貨の種類と枚数が決まっているとき、ちょうど払う方法を考えてみましょう。
例題
さいふの中に100円玉が3枚、50円玉が4枚、10円玉が5枚あります。この中からちょうど350円を払う方法は、何通りあるでしょうか。
解き方:100a+50b+10c=350(a≦3、b≦4、c≦5)
大きい硬貨から順に場合分けしていきます。
a=3(300円):50b+10c=50 → b=0, c=5 ✓ / b=1, c=0 ✓
a=2(200円):50b+10c=150 → b=2, c=5 ✓ / b=3, c=0 ✓
a=1(100円):50b+10c=250 → b=4, c=5 ✓
a=0:50b+10c=350 → bが4枚しかないので作れない
答え:(3, 0, 5)(3, 1, 0)(2, 2, 5)(2, 3, 0)(1, 4, 5)の 5通り
さいふの中に100円玉が3枚、50円玉が4枚、10円玉が5枚あります。この中からちょうど350円を払う方法は、何通りあるでしょうか。
解き方:100a+50b+10c=350(a≦3、b≦4、c≦5)
大きい硬貨から順に場合分けしていきます。
a=3(300円):50b+10c=50 → b=0, c=5 ✓ / b=1, c=0 ✓
a=2(200円):50b+10c=150 → b=2, c=5 ✓ / b=3, c=0 ✓
a=1(100円):50b+10c=250 → b=4, c=5 ✓
a=0:50b+10c=350 → bが4枚しかないので作れない
答え:(3, 0, 5)(3, 1, 0)(2, 2, 5)(2, 3, 0)(1, 4, 5)の 5通り
ポイント
- 金額の大きい硬貨から順に場合分けすると、もれが少なくなります。
- それぞれの硬貨の「持っている枚数の上限」を、ぜったいに守りましょう。
- 見つけた答えは、表に記録しながら進めると、計算ミスをふせげます。
- 「何通り?」と聞かれることも多いです。さいごに、見つけた数をかならず数えましょう。
練習問題
- 10円玉が6枚、5円玉が8枚あります。ちょうど50円をはらう方法は何通りありますか。
- 50円玉と10円玉を合わせて、ちょうど120円を作る方法を全部見つけなさい(どちらの硬貨も何枚でも使えるとします)。
- 1個150円のケーキと1個80円のクッキーを買います。合計が1000円いないで、できるだけたくさん買いたいです。合計金額がちょうど何円になる組み合わせがあるか、考えなさい。
解答・解説
- 解答:3通り
解説:10円硬貨x枚(0≦x≦6)、5円硬貨y枚(0≦y≦8)。10x+5y=50→2x+y=10。x=0:y=10→y≦8なので不可。x=1:y=8→y≦8✓。x=2:y=6✓。x=3:y=4✓。x=4:y=2✓。x=5:y=0✓。x=6:y=10-12=-2→不可。答え:(1,8)(2,6)(3,4)(4,2)(5,0)の5通り。 - 解答:(50円0枚・10円12枚)(50円1枚・10円7枚)(50円2枚・10円2枚)の3通り
解説:50x+10y=120(x,y≧0の整数)。x=0:10y=120→y=12✓。x=1:10y=70→y=7✓。x=2:10y=20→y=2✓。x=3:50×3=150>120→不可。答え:(0,12)(1,7)(2,2)の3通り。確認:50×2+10×2=100+20=120✓ - 解答:ケーキと組み合わせによってちょうどの金額は複数存在します(例:ケーキ6個・クッキー0個で900円など)
解説:150x+80y≦1000かつ150x+80y=?(ちょうどになる金額)。合計1000円ちょうどの場合:150x+80y=1000→15x+8y=100。y=0:15x=100→割り切れない。y=5:15x=60→x=4✓(ケーキ4個・クッキー5個、600+400=1000✓)。y=10:15x=20→割り切れない。y=15以上:8×15=120>100→不可。ちょうど1000円になる組み合わせは(ケーキ4個・クッキー5個)が存在する。合計個数=9個(最多購入の一例)。