式の作り方
ニュートン算の式の作り方を、しっかり整理しましょう。どんな問題でも「3つのステップ」で解けるようになります。
3ステップで解こう
- ① 単位を決める:「1単位は何か」をはっきりさせます(例:牛1頭が1日に食べる量=1)。
- ② 2つの式を作る:
S+r×T₁=食べる量×T₁ (条件1)
S+r×T₂=食べる量×T₂ (条件2) - ③ 引き算でrを求め、それからSを求める。
例題(逆向きに考える:何頭まで放せるか?)
牧場の草を牛10頭で食べると30日でなくなり、牛20頭では10日でなくなります。草がぜったいになくならないようにするには、牛を何頭までにすればよいでしょうか。
解き方:
① S+r×30=10×30=300 …㋐
② S+r×10=20×10=200 …㋑
③ ㋐-㋑:r×20=100 → r=5
④ ㋑:S+50=200 → S=150
⑤ 草がなくならないためには、「牛が食べる量/日 ≦ 草がふえる量/日」が必要。
⑥ 牛n頭のときは、n≦r=5
答え:牛を5頭までにすれば、草はなくならない(5頭ならふえる量と食べる量がぴったりつりあい、5頭より少なければ草はふえつづけます)。
牧場の草を牛10頭で食べると30日でなくなり、牛20頭では10日でなくなります。草がぜったいになくならないようにするには、牛を何頭までにすればよいでしょうか。
解き方:
① S+r×30=10×30=300 …㋐
② S+r×10=20×10=200 …㋑
③ ㋐-㋑:r×20=100 → r=5
④ ㋑:S+50=200 → S=150
⑤ 草がなくならないためには、「牛が食べる量/日 ≦ 草がふえる量/日」が必要。
⑥ 牛n頭のときは、n≦r=5
答え:牛を5頭までにすれば、草はなくならない(5頭ならふえる量と食べる量がぴったりつりあい、5頭より少なければ草はふえつづけます)。
ポイント
- 「草がなくならない」条件は、「1日に食べる量 ≦ 1日にふえる量 r 」です。
- 「何日で草がなくなるか」は、S+r×N=食べる量×N を解きます。
- 「何頭はなせばN日でなくなるか」は、n頭について式を立ててnを求めます。
- 「何を求めるのか」を確かめてから式を作る習慣をつけましょう。
練習問題
- 牛12頭で24日、牛8頭で48日で草がなくなる牧場があります。草がなくならないためには、牛を何頭までにすればよいですか。
- 泉にはじめS単位の水があり、毎分r単位ずつわき出します。ポンプ4台で20分、ポンプ6台で10分で空になりました。ポンプ1台が毎分くむ量を1とするとき、Sとrの両方を求めなさい。
- 窓口に毎分3人ふえる行列があって、最初に90人ならんでいます。窓口を8つ開けると、何分で行列がなくなりますか。(窓口1つが1分に5人さばきます)
解答・解説
- 解答:牛を4頭以下にすればよい
解説:牛1頭が1日に食べる量を1とする。条件①12頭×24日=288(総消費量)、条件②8頭×48日=384(総消費量)。S+r×24=288 …①、S+r×48=384 …②。②-①:r×24=96→r=4。①よりS=288-96=192。草がなくならない条件:牛の頭数n≦r=4。答え:牛を4頭以下にすればよい(n=4のとき消費量=増加量で草の量は一定に保たれる)。 - 解答:S+r=60
解説:ポンプ1台が1分に汲む量を1とする。条件①4台×20分=80(総汲み出し量)、条件②6台×10分=60(総汲み出し量)。S+r×20=80 …①、S+r×10=60 …②。①-②:r×10=20→r=2。②よりS+20=60→S=40。したがってS+r=40+2=42。(問題文の意図:「S+r」をまず求める練習)。 - 解答:10分
解説:窓口1つが1分に5人さばく。初期量S=90人、増加量r=3人/分、窓口8つで1分にさばく人数=8×5=40人。N分で行列がなくなる:90+3N=40N。90=37N。N=90÷37≈2.43分(約2分26秒)。確認:40-3=37人/分(実質的な減少数)。90÷37≈2.43分で行列がなくなる。「何分で」の問いに対し約2.4分(または3分目には完了)。