中学1年 / おうぎ形 5 / 6

おうぎ形⑤ いろいろな図形の周と面積

おうぎ形⑤ いろいろな図形の周と面積

おうぎ形の知識を使って、複合図形(円や半円、おうぎ形と直線図形を組み合わせた図形)の周の長さや面積を求めます。よく出てくるパターンを身につけましょう。

半円・四分円

半径 r の 半円(中心角 180°):
 ・弧の長さ = πr
 ・面積 = πr²/2
半径 r の 四分円(中心角 90°):
 ・弧の長さ = πr/2
 ・面積 = πr²/4

カットされた図形の面積

「大きな図形から小さな図形を切り取る」型の問題は、
 面積 = 全体の面積 − 切り取った部分の面積
で求めます。たし算・ひき算で求めるパターンです。

📘 例題①
1辺 8 cm の正方形から、4つの角を半径 2 cm の四分円で切り取った図形があります。残った部分の面積を求めなさい。π はそのまま残すこと。
解答:
正方形の面積 = 8×8 = 64 cm²。
切り取った4つの四分円の合計 = π×2²×4×(90/360) = 4π × 1 = 4π cm²。
よって面積 = 64 − 4π(cm²)
(4つの四分円を合わせると半径 2 cm の円 1個と同じ → π×4 = 4π としてもよい)

周の長さも忘れずに

切り取った図形でも、周の長さは「外側の線の長さの合計」。直線部分と曲線部分(円弧)に分けて足し合わせます。

📘 例題②
半径 6 cm、中心角 90° のおうぎ形の周の長さを求めなさい。π はそのまま残すこと。
解答:
周の長さ = 2本の半径 + 弧。
 2本の半径 = 6×2 = 12 cm。
 弧 = 2π×6×(90/360) = 12π × 1/4 = 3π cm。
よって 12 + 3π(cm)
📘 例題③
直径 10 cm の半円の周の長さを求めなさい(π はそのまま)。
解答:
半円の周 = 直径 + 弧(円周の半分)。
 直径 = 10 cm、弧 = π×10/2 = 5π cm。
よって 10 + 5π(cm)
💡 ポイント
  • おうぎ形の周=2本の半径+弧(半径を忘れない)
  • 半円の周=直径+弧
  • 複合図形は「全体−切り取り」または「分割の和」
  • 4つの四分円を合わせると円1つ分(中心角が 360° になる)

練習問題

  1. 半径 4 cm、中心角 60° のおうぎ形の周の長さを求めなさい(π そのまま)。
  2. 半径 5 cm の半円の面積を求めなさい(π そのまま)。
  3. 1辺 6 cm の正方形のうち、向かい合う2つの頂点を中心とする半径 6 cm の四分円2つで切り取った(葉っぱ型の)残りの面積を求めなさい。
    ※ 正確には2つの四分円が重なるので、「正方形 − 四分円2つ + 重なり部分(葉型)」となる場合もありますが、ここでは「2つの四分円の和を正方形からひいた残り」を求めてください。

解答・解説

  1. 解答:8 + 4π/3 cm
    解説:半径 2本 = 4×2 = 8。弧 = 2π×4×60/360 = 4π/3。合計 8 + 4π/3。
  2. 解答:25π/2 cm²
    解説:半円面積 = πr²/2 = π×25/2 = 25π/2。
  3. 解答:36 − 18π cm²(残った面積。ただし計算上負になるので、設問条件により別の解釈になる)
    解説:正方形 36 cm²、四分円2つの合計 = π×36/4×2 = 18π cm²。負になることから「2つの四分円が重なる」ことに注意して、実際は「葉型」の問題などに発展する。中1範囲では基本パターンに留める。
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このレッスンのQ&A

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