中学 / 大地の成り立ち 5 / 6

大地の変動と日本列島の成り立ち

大地の変動と日本列島の成り立ち

大地は短い時間で見れば動かないようですが、長い時間スケールで見ると隆起沈降褶曲断層で大きく変化しています。

基本知識

地層に大きな力がかかると、波打つように曲がる褶曲(しゅうきょく)や、ずれてくいちがう断層ができます。断層には、引っ張られて落ちた側ができる正断層、押されてのし上がる逆断層、水平にずれる横ずれ断層があります。
大地は隆起すると山地や段丘になり、沈降すると湾やリアス海岸になります。日本列島は変動帯で、世界的に見ても変動の激しい地域です。
日本列島は約2000万年前にユーラシア大陸から離れて日本海ができたとされ、その後フィリピン海プレート・太平洋プレートの沈み込みで現在の形に近づきました。糸魚川-静岡構造線は東西日本を分ける大断層、中央構造線は西南日本を縦断する大断層です。

📘 重要用語
褶曲(地層が波打つように変形する現象)
断層(岩盤がずれた割れ目。正断層・逆断層・横ずれ断層)
隆起と沈降(地殻が上昇/下降する運動)
変動帯(地震・火山活動が活発な地域。日本列島はその代表)
糸魚川-静岡構造線(フォッサマグナの西縁を画する大断層)
中央構造線(西南日本を東西に走る日本最長クラスの断層)

深掘り (背景・意義)

地殻は1年に数mmの隆起・沈降を続けています。日本アルプス(飛騨・木曽・赤石山脈)は年間2〜4mm程度隆起しており、数百万年で3000m級になりました。海岸段丘は隆起の、リアス海岸(三陸・若狭湾)は沈降の証拠です。
フォッサマグナは日本列島中央部の大地溝帯で、深さ6000m以上の堆積物がたまっています。糸魚川-静岡構造線と新発田-小出構造線で東西日本が異なる地質構造を持つ理由です。
このような変動帯ゆえに日本は災害が多い一方、温泉・地熱・多様な地形・豊富な水資源など恩恵も大きいのです。地震や火山と共生する知恵が必要です。

💡 ポイント
  • 褶曲=曲がる、断層=ずれる
  • 正断層=引っ張り/逆断層=押し/横ずれ=水平
  • 隆起→山地・段丘/沈降→湾・リアス海岸
  • 日本列島は約2000万年前に大陸から分離
  • 糸魚川-静岡構造線=東西日本の境界
  • 中央構造線=日本最長クラスの断層
  • 日本アルプスは年2〜4mm隆起

注意点 (混同しやすい)

正断層(引っ張られて落ちる)と逆断層(押されて上がる)で力の向きが逆。② 褶曲断層は別物(曲がる/割れる)。③ 糸魚川-静岡構造線中央構造線はどちらも大断層だが場所が違う。④ リアス海岸は沈降地形、海岸段丘は隆起地形。

練習

  1. 断層の3種類をすべて答えなさい。
  2. 東西日本を分ける大断層の名前を答えなさい。
  3. リアス海岸は隆起と沈降のどちらでできるか。
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このレッスンのQ&A

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