月の満ち欠けと潮汐
月は地球の唯一の自然衛星で、約1ヶ月で地球の周りを公転しています。月の満ち欠けと潮の満ち引きに深く関係します。
基本知識
月は地球を約27.3日で1周しますが(恒星月)、地球も太陽の周りを動くため、地球から見た同じ形に戻る周期(朔望月)は約29.5日です。
月の満ち欠け:
① 新月(朔): 月が太陽と同じ方向で見えない。
② 三日月(西の空に夕方)
③ 上弦の月(夕方南中)
④ 満月(望)(夕方東に昇り朝に西へ沈む)
⑤ 下弦の月(夜中に昇り朝南中)
月は自身は光らず、太陽の光を反射して光ります。
潮汐は主に月の万有引力と地球-月系の遠心力で起こり、満月・新月の頃に潮位差が大きい大潮、上弦・下弦の頃に小さい小潮になります。
📘 重要用語
朔望月(新月から次の新月まで。約29.5日)
恒星月(月が同じ恒星に戻るまで。約27.3日)
新月・上弦・満月・下弦(月の主な4つの相)
潮汐(月と太陽の引力による海水位の周期変動)
大潮・小潮(満新月で大潮、半月で小潮)
月食・日食(地球の影に月が入る/太陽の前に月が来る現象)
朔望月(新月から次の新月まで。約29.5日)
恒星月(月が同じ恒星に戻るまで。約27.3日)
新月・上弦・満月・下弦(月の主な4つの相)
潮汐(月と太陽の引力による海水位の周期変動)
大潮・小潮(満新月で大潮、半月で小潮)
月食・日食(地球の影に月が入る/太陽の前に月が来る現象)
深掘り (背景・意義)
月の公転と自転の周期は両方とも約27.3日で同期しているため、月は常に同じ面を地球に向けています。月の裏側は1959年にソ連の探査機「ルナ3号」が初めて撮影しました。
日食は新月の日、太陽-月-地球が一直線に並んだとき。月食は満月の日、太陽-地球-月の順に並んだとき。両者とも比較的まれな現象で、特に皆既日食はその場所に住む人にとって100年に数回程度です。
潮汐は航海・漁業・干拓・潮力発電に重要です。フランスのランス潮汐発電所(1966年〜)は世界初の大規模潮力発電で、約240MWの出力を持ちます。月の存在は地球の生命にも影響しています(地軸の安定化など)。
💡 ポイント
- 朔望月=29.5日(満ち欠け周期)
- 恒星月=27.3日(恒星に対する公転周期)
- 月は太陽光を反射して光る
- 新月→三日月→上弦→満月→下弦→新月
- 満月は夕方東に昇る
- 大潮=満新月時・小潮=半月時
- 月は常に同じ面を地球に向ける(自転と公転が同期)
注意点 (混同しやすい)
① 朔望月(29.5日)と恒星月(27.3日)を混同しない。② 上弦は夕方南中、下弦は明け方南中。③ 日食は新月時、月食は満月時。④ 月は自身では光らない(太陽光の反射)。
練習
- 月の満ち欠けの周期を何月といい、およそ何日か。
- 満月のとき、太陽・地球・月はどのような順に並んでいるか。
- 大潮が起こるのは月のどの相のときか。