中学 / エネルギーと科学技術 5 / 6

持続可能な社会と科学技術

持続可能な社会と科学技術

科学技術は便利さをもたらす一方、環境問題やエネルギー問題も生みました。これからの社会のあり方を考えましょう。

基本知識

現代の主な環境・エネルギー問題:
地球温暖化: 化石燃料の燃焼によるCO2増加。世界平均気温は産業革命前から約1.1℃上昇。
大気汚染: PM2.5、酸性雨、光化学スモッグ
資源の枯渇: 石油・天然ガス・レアメタル
廃棄物: プラスチック海洋汚染、放射性廃棄物
カーボンニュートラル: CO2の排出量と吸収量を等しくし、実質ゼロにする取り組み。日本は2050年達成を目標。
循環型社会の3R:
Reduce(リデュース): ごみを減らす
Reuse(リユース): 繰り返し使う
Recycle(リサイクル): 再資源化する

📘 重要用語
持続可能な開発目標 (SDGs)(国連2015年採択、17の目標、2030年達成目標)
カーボンニュートラル(CO2排出を実質ゼロに)
脱炭素(化石燃料への依存から脱却する取り組み)
3R(Reduce・Reuse・Recycle)
パリ協定(2015年採択、世界平均気温上昇を2℃未満に抑える国際枠組み)
グリーンイノベーション(環境技術による社会変革)

深掘り (背景・意義)

科学技術は両刃の剣です。20世紀には、自動車・電気・化学肥料・抗生物質などが生活を一変させましたが、同時に環境破壊・資源消費・新たなリスク(核兵器・気候変動)を生みました。
21世紀の科学技術の中心テーマ:
再生可能エネルギーの大規模化(太陽光・風力・蓄電)
水素エネルギー(燃料電池・水素ステーション)
核融合(太陽と同じ原理。CO2を出さない究極のエネルギー、ITER国際プロジェクト)
AI・IoTによる省エネ最適化
EV(電気自動車)の普及
カーボンキャプチャ(CO2を回収・貯留)
合成生物学・合成燃料(微生物で燃料を作る)
日本は世界の環境技術で先進的役割を果たしています(ハイブリッド車、太陽電池、燃料電池など)。
個人レベルでも、エコバッグ・節電・公共交通機関・地産地消・食品ロス削減・選挙参加など、できることは無数にあります。科学的に正しく考える力多様な立場の人と協力する力が、これからの市民に求められます。

💡 ポイント
  • 地球温暖化: CO2増加が主原因
  • カーボンニュートラル 2050(日本目標)
  • 3R: Reduce・Reuse・Recycle
  • SDGs 17目標 2030年達成目標
  • パリ協定 2015年、気温上昇2℃未満
  • 水素・核融合・EVなどが次世代技術
  • 科学技術は両刃の剣 - 正しい使い方が重要

注意点 (混同しやすい)

カーボンニュートラルは「排出ゼロ」ではなく「排出量 = 吸収量」。② パリ協定(2015)と京都議定書(1997)は別。後継関係。③ 核分裂(現在の原発)と核融合(次世代)は反応原理が違う。④ 3Rは順序が重要(まずReduce→Reuse→Recycle)。最終手段がリサイクル。

練習

  1. 日本が掲げるカーボンニュートラルの目標年は何年か。
  2. 循環型社会の3Rをすべて答えなさい。
  3. SDGsは何年に採択され、何年までの目標か。
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このレッスンのQ&A

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