高校発展 / 神経系・刺激の受容と反応 4 / 6

中枢神経系と末梢神経系・反射弓

中枢神経系と末梢神経系・反射弓

神経系は中枢神経系(CNS)末梢神経系(PNS)に大別されます。反射弓は意識を介さない速い応答の経路です。

基本知識

中枢神経系(CNS): 大脳皮質(感覚・運動・思考)・小脳(運動調整・平衡)・脳幹=中脳・橋・延髄(呼吸・心拍・生命維持中枢)・間脳=視床(感覚中継)+視床下部(自律神経・ホルモンの最高中枢)・脊髄(伝導路・反射中枢)。
末梢神経系(PNS): 体性神経=感覚神経(求心性)+運動神経(遠心性)。自律神経=交感神経+副交感神経(拮抗的に内臓を制御)。
反射弓: 受容器→感覚神経→脊髄(反射中枢)→運動神経→効果器。大脳を経由しないため速い。例: 膝蓋腱反射・瞳孔反射。

例題
膝蓋腱反射の反射弓を、経由する神経・中枢を含めて説明しなさい。
解答: 大腿四頭筋の筋紡錘(受容器)が伸長刺激を受け、感覚神経が信号を脊髄へ送る。脊髄の介在ニューロンを経て運動神経が大腿四頭筋(効果器)に信号を送り収縮させる。大脳を経由しないため無意識に起こる単シナプス反射である。
ポイント
  • CNS=大脳・小脳・脳幹・間脳・脊髄
  • 視床下部=自律神経・ホルモンの最高中枢
  • 体性神経=感覚(求心性)+運動(遠心性)
  • 自律神経=交感神経・副交感神経(拮抗)
  • 反射弓=受容器→感覚神経→脊髄→運動神経→効果器
  • 反射は大脳を経由しないため速い
  • 延髄=呼吸・心拍の生命維持中枢

注意点

① 反射は脊髄で完結するため大脳を経由しない。② 交感神経と副交感神経は拮抗的に働く。心拍: 交感↑・副交感↓。消化管: 交感↓・副交感↑。③ 延髄は生命維持に必須で破壊されると即死。

練習

  1. 自律神経・ホルモン分泌の最高中枢はどこか。
  2. 反射弓を構成する5つの要素を順番に答えなさい。
  3. 呼吸・心拍などの生命維持中枢は脳のどの部位にあるか。
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このレッスンのQ&A

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