3種類のときの考え方
消去算は中学校で習う「連立方程式」と同じ仕組みです。小学生のうちから「片方を消して考える」やり方になれておくと、難しい問題でも自分の力で解けるようになります。
3種類が出てくる消去算
品物が3種類になると、条件も3つ必要になります。まず2つの条件を使って1種類を消し、品物を2種類にしぼってから、もう一度消去するのが基本です。
例題
A・B・Cの3種類の品物があります。
・A1個+B2個=500円
・B1個+C3個=450円
・A1個+C1個=300円
A・B・Cそれぞれ1個の値段を求めなさい。
解き方:
① 条件③より、A=300-C と書けます。
② これを条件①に入れる:(300-C)+2B=500 → 2B=200+C
③ 条件②より、B=450-3C
④ ②と③を組み合わせる:2×(450-3C)=200+C
900-6C=200+C
700=7C
C=100
⑤ B=450-3×100=150円
⑥ A=300-100=200円
答え:A=200円、B=150円、C=100円
A・B・Cの3種類の品物があります。
・A1個+B2個=500円
・B1個+C3個=450円
・A1個+C1個=300円
A・B・Cそれぞれ1個の値段を求めなさい。
解き方:
① 条件③より、A=300-C と書けます。
② これを条件①に入れる:(300-C)+2B=500 → 2B=200+C
③ 条件②より、B=450-3C
④ ②と③を組み合わせる:2×(450-3C)=200+C
900-6C=200+C
700=7C
C=100
⑤ B=450-3×100=150円
⑥ A=300-100=200円
答え:A=200円、B=150円、C=100円
「足し算で消す」やり方もある
引き算だけでなく、足し算で消せる場合もあります。問題によって、引き算と足し算をうまく使い分けると、計算がぐっと楽になることがあります。
ポイント
- 条件の数と、求める品物の種類の数は同じになるのがふつうです(2種類なら条件2つ、3種類なら条件3つ)。
- 「引き算で消す」か「足し算で消す」かは、問題をよく見て決めましょう。
- むずかしい問題ほど、とちゅうの計算をノートにていねいに書くことが大切です。
- 受験本番では、「どれが消しやすいか」を見ぬくスピードがカギになります。
練習問題
- ハンバーガー1個とポテト2個で620円、ハンバーガー2個とポテト1個で790円です。ハンバーガー1個の値段を求めなさい。
- A、B 2種類の球があります。A3個+B1個=500g、A1個+B3個=700gです。B1個の重さを求めなさい。
- 大人1人+子ども2人の交通費は1300円、大人2人+子ども1人は1700円です。大人1人と子ども1人の交通費をそれぞれ求めなさい。
解答・解説
- 解答:ハンバーガー1個=320円
解説:条件①ハンバーガー1個+ポテト2個=620円、条件②ハンバーガー2個+ポテト1個=790円。ハンバーガーを消去:①×2:ハンバーガー2個+ポテト4個=1240円。①×2-②:ポテト3個=1240-790=450円。ポテト1個=150円。ハンバーガー=620-150×2=620-300=320円。確認:320×2+150=640+150=790✓ - 解答:B1個=175g
解説:条件①A3個+B1個=500g、条件②A1個+B3個=700g。Aを消去:②×3:A3個+B9個=2100g。②×3-①:B8個=2100-500=1600g。B1個=1600÷8=200g。A1個=(500-200)÷3=300÷3=100g。確認:100×3+200=500✓、100+200×3=700✓ - 解答:大人1人=700円、子ども1人=300円
解説:条件①大人1人+子ども2人=1300円、条件②大人2人+子ども1人=1700円。大人を消去:①×2:大人2人+子ども4人=2600円。①×2-②:子ども3人=2600-1700=900円。子ども1人=300円。大人1人=1300-300×2=1300-600=700円。確認:700+300×2=1300✓、700×2+300=1700✓