中学受験 / 比の利用 3 / 4

連比・比の合成

連比(れんぴ)・比をつなげる方法

3つ以上のものの比を「連比」といいます。
たとえば「A:B」と「B:C」が別々にわかっているとき、「A:B:C」の連比を作る方法を学びます。これを比の合成(ごうせい)といいます。

これから学ぶこと

比をつなげる方法:
A:B = 2:3、B:C = 4:5 のとき、まんなかにある「B」の数字をそろえることがポイントです。
①BのLCM(最小公倍数)を考えます。3 と 4 の最小公倍数は 12。
②A:B を「Bが12」になるように整えます。両方を4ばいして → A:B = 8:12
③B:C を「Bが12」になるように整えます。両方を3ばいして → B:C = 12:15
④よって、A:B:C = 8:12:15

例題
A:B = 3:4、B:C = 2:5 のとき、A:B:C を求めましょう。

解き方:
①「B」の数字をそろえます。4 と 2 の最小公倍数は 4。
②A:B = 3:4(そのまま、Bは4)
③B:C = 2:5 を両方2ばいして → B:C = 4:10(Bを4にそろえた)
④A:B:C = 3:4:10

ポイント

覚えよう
  • 連比は、「両方に出てくる文字(B など)」の数字を最小公倍数でそろえるのがコツです。
  • 「共通する部分の数を、同じ大きさにそろえる」のが比の合成のお約束です。
  • 3つのものの問題は、まず連比にしてから「分けあう問題」として考えましょう。

練習問題

  1. A:B = 2:3、B:C = 6:5 のとき、A:B:C を求めましょう。
  2. A:B = 3:2、B:C = 4:5 のとき、A:B:C を求めましょう。また、A + B + C = 114 のとき、A、B、C の値をそれぞれ求めましょう。
  3. P:Q = 1:2、Q:R = 3:4 のとき、P:Q:R を求めましょう。P = 30 のとき、Q と R の値を求めましょう。

解答・解説

  1. 解答:A:B:C = 4:6:5
    解説:A:B=2:3, B:C=6:5。B の値をそろえる。A:B=2:3 → ×2 → 4:6。B:C=6:5(そのまま)。よって A:B:C=4:6:5。
  2. 解答:A:B:C = 6:4:5。A=45.6、B=30.4、C=38
    解説:A:B=3:2, B:C=4:5。Bを4にそろえるとA:B:C=6:4:5。比の和は15で、合計114だから1単位=114÷15=7.6。したがってA=45.6、B=30.4、C=38。検算:45.6+30.4+38=114。
  3. 解答:P:Q:R = 3:6:8。P=30のとき Q=60、R=80
    解説:P:Q=1:2, Q:R=3:4。Q の LCM(2,3)=6。P:Q=1:2→×3→3:6。Q:R=3:4→×2→6:8。P:Q:R=3:6:8。P=30 のとき1単位=30÷3=10。Q=10×6=60、R=10×8=80。

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