中学1年 / 一元一次方程式の利用 4 / 6

方程式の利用④ 割合・濃度の問題

方程式の利用④ 割合・濃度の問題

方程式で 割合・割引き・食塩水の濃度 などの問題を扱います。「○%」「○割引き」を数式に直すのに少し慣れが必要ですが、決まった型に乗せれば解けます。

割合の表現

  • x % は x/100。たとえば 30% = 30/100 = 0.3
  • x 割は x/10。たとえば 2 割 = 2/10 = 0.2
  • a の x% は a × x/100 = ax/100
  • a を x% 増やすと a × (1 + x/100)。例:a の 20% 増 = 1.2a
  • a を x% 減らすと a × (1 − x/100)。例:a の 20% 引き = 0.8a
📘 例題①
ある品物の定価の 2 割引きで買ったところ、代金が 1200 円でした。定価を求めなさい。
解答:
定価を x 円とおくと、2 割引きの代金 = 0.8x 円。
等式:0.8x = 1200 → x = 1500。
 定価は 1500 円

増減の問題

「去年より○%増えた」「人数が○%減った」というタイプ。
 ・今年 = 去年 × (1 + 変化率)(増えた場合)
 ・今年 = 去年 × (1 − 変化率)(減った場合)

📘 例題②
あるクラスの生徒数は、男子が女子より 5 人多く、合計で 35 人です。男子と女子の人数をそれぞれ求めなさい。
解答:
女子の人数を x 人とすると、男子は (x + 5) 人。
等式:x + (x + 5) = 35 → 2x = 30 → x = 15。
 女子 15 人、男子 20 人

食塩水の濃度

食塩水の問題でも方程式を使います。
 食塩の重さ = 食塩水の重さ × 濃度 / 100

「混ぜる前後で食塩の重さの合計は変わらない」というのが大事な等式のもとになります。

📘 例題③
5 % の食塩水 200 g に水を加えて 4 % の食塩水にしたい。水を何 g 加えればよいですか。
解答:
水を x g 加えるとする。
 食塩の重さ:もとの食塩水中 = 200 × 5/100 = 10 g(水を加えても食塩の量は変わらない)
 加えた後の食塩水:(200 + x) g、濃度 4 %
等式:(200 + x) × 4/100 = 10
 4(200 + x) = 1000 → 800 + 4x = 1000 → 4x = 200 → x = 50(g)
💡 ポイント
  • ○% = ○/100、○割 = ○/10 に直す
  • ○%増 = ×(1+○/100)、○%減 = ×(1−○/100)
  • 食塩の重さ = 食塩水の重さ × 濃度/100
  • 混ぜる前後で「食塩の重さ」は変わらない(水だけ加えるとき)

練習問題

  1. 定価 2500 円の商品を x 円値引きしたところ、売値が 2000 円でした。値引き額 x を求めなさい。
  2. ある中学校の今年の生徒数は 462 人で、これは去年より 5% 増えた人数です。去年の生徒数を求めなさい。
  3. 8 % の食塩水 300 g に、何 g の水を加えれば 6 % の食塩水になりますか。

解答・解説

  1. 解答:500 円
    解説:2500 − x = 2000 → x = 500。
  2. 解答:440 人
    解説:去年を x 人とすると、x × 1.05 = 462 → x = 462 ÷ 1.05 = 440。
  3. 解答:100 g
    解説:食塩 = 300×8/100 = 24 g。(300+x)×6/100 = 24 → 6(300+x) = 2400 → 300+x = 400 → x = 100。
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このレッスンのQ&A

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