コンピュータとインターネットのきほん を教える

コンピュータとインターネットのきほん

スマートフォン、パソコン、ゲーム機――私たちの身の回りには「コンピュータ」がたくさんあります。この授業では、コンピュータがどんな仕事をしている機械なのか、そしてインターネットがどうやって世界中とつながっているのかを、やさしく見ていきます。

コンピュータは何をしているの?

コンピュータは、かんたんに言うと「①なにかを受け取る → ②考える(計算する)→ ③答えを出す」という仕事をくり返している機械です。たとえば電卓に「3+5」と入力すると(①受け取る)、コンピュータの中で計算が行われ(②考える)、画面に「8」と表示されます(③答えを出す)。ゲームのコントローラーを動かすと(①受け取る)、ゲームの中で計算が行われ(②考える)、画面のキャラクターが動きます(③答えを出す)。スマホのアプリがタップした瞬間に動くのも、同じ仕組みです。

インターネットってなに?

世界中にあるたくさんのコンピュータを、ケーブルや電波でつなげて、おたがいに情報をやり取りできるようにした、大きな「つながり」のことをインターネットと呼びます。あなたのスマホから送った写真が、遠くに住む友達のスマホに届くのも、このつながりのおかげです。1台のコンピュータが世界中のすべてのコンピュータと直接つながっているわけではなく、途中のたくさんの機械をリレーのように経由して情報が届けられます。

Wi-Fiってなに?

Wi-Fi(ワイファイ)は、ケーブルを使わずに、電波でインターネットにつなぐしくみです。家や学校、カフェなどにある「ルーター」という機械が電波を出していて、その電波が届く範囲でスマホやパソコンをインターネットにつなげます。Wi-Fiには「パスワード」がかかっていることが多く、これは知らない人が勝手に使えないようにするためです。

例 友達の家に遊びに行ったとき、「Wi-Fi使っていい?」と聞くと、パスワードを教えてもらえることがあります。これは、その家のルーターが出している電波に「合言葉」がかかっていて、合言葉を知っている人だけがインターネットにつなげるようになっているからです。もし合言葉が無ければ、家の前を通りかかっただけの見知らぬ人でも、その家のインターネットを勝手に使えてしまいます。

コンピュータはどこにでもある

実は「コンピュータ」はパソコンやスマホだけではありません。電子レンジや洗濯機、信号機、自動改札なども、中に小さなコンピュータが入っていて「受け取る→考える→答えを出す」という同じ仕組みで動いています。私たちの生活は、たくさんの小さなコンピュータに支えられています。

ポイント
  • コンピュータの仕事は「受け取る→考える(計算する)→答えを出す」の3ステップ。
  • インターネット=世界中のコンピュータをつなげる大きなしくみ。
  • Wi-Fi=ケーブルなしで電波を使ってインターネットにつなぐしくみ。
  • Wi-Fiのパスワードは、知らない人に勝手に使われないための鍵。
  • 電子レンジや信号機など、身の回りの機械にもコンピュータが入っている。

練習問題

  1. コンピュータが仕事をする3つの流れを、電卓の「3+5=8」を例にして説明しなさい。
  2. インターネットとはどのようなものか、自分の言葉で説明しなさい。
  3. 家のWi-Fiにパスワードがかかっている理由を答えなさい。

解答・解説

  1. 解答:①「3+5」という数字を受け取る、②コンピュータの中で足し算を計算する、③答えの「8」を画面に表示する、という3つの流れ。
    解説:「受け取る→考える→答えを出す」の3ステップが順番どおりに書けていれば正解。
  2. 解答:世界中にあるたくさんのコンピュータが、ケーブルや電波でつながっていて、おたがいに情報をやり取りできるようにした大きなしくみ。
    解説:「たくさんのコンピュータがつながっている」ことが書けていれば十分。難しい言葉を暗記する必要はない。
  3. 解答:パスワードを知らない、通りすがりの人などに勝手にインターネットを使われないようにするため。
    解説:電波は壁を越えて外にも届くため、鍵(パスワード)が無いと誰でも使えてしまう、という理由が書けていればよい。