パスワード・ID・アカウントを守ろう を教える

パスワード・ID・アカウントを守ろう

ゲームやSNS、学校のタブレットなど、いろいろなサービスを使うときに「ID」と「パスワード」を入力しますよね。これは、そのサービスを使っているのが「本当にあなた」であることを確かめるための、大事な鍵のようなものです。この授業では、ID・パスワード・アカウントの意味と、正しい守り方を学びます。

ID・パスワード・アカウントってなに?

アカウントとは、あるサービスの中にある「あなた専用の場所」のことです。ゲームのセーブデータやSNSの投稿は、あなたのアカウントに保存されています。そのアカウントに入るための「名前」がID(アイディー)、「合言葉」がパスワードです。IDとパスワードの組み合わせが正しいときだけ、そのアカウントを開けるようになっています。

なぜパスワードは人に教えてはいけないの?

もしパスワードを誰かに教えてしまうと、その人はあなたのふりをしてアカウントに入れてしまいます。あなたが書いていないメッセージを送られたり、大事な写真を見られたり、勝手に設定を変えられたりする危険があります。仲のいい友達でも、家族以外には教えないのが基本のルールです。「1回だけだから」「困っているから貸して」と言われても、パスワードだけは別だと考えましょう。

強いパスワードってどんなもの?

推測されやすいパスワード(例:「1234」「password」「自分の名前や誕生日」)は、他人に当てられてしまう危険があります。強いパスワードにするコツは、①8文字以上にする、②アルファベット・数字を混ぜる、③自分の名前や誕生日など、人が知っている情報を使わない、④サービスごとに違うパスワードにする、の4つです。1つのパスワードをいろいろなサービスで使い回すと、どこか1つのサービスから情報が漏れたときに、他のサービスにも入られてしまう危険があります。

例 友達に「ゲームのパスワード教えてよ、代わりにログインしてアイテム取っておいてあげる」と言われることがあります。親切そうに聞こえますが、パスワードを教えると、その友達はいつでもあなたのアカウントに入れるようになってしまいます。もし仲が悪くなったときや、その友達が別の人にパスワードを話してしまったときにも、あなたのアカウントは危険にさらされます。「代わりにやってあげる」が必要なときは、パスワードを教えるのではなく、自分の目の前で自分が操作するのが安全です。
ポイント
  • アカウント=サービスの中にある自分専用の場所。ID=名前、パスワード=合言葉。
  • パスワードは家族以外の誰にも教えない。仲のいい友達でも例外にしない。
  • 強いパスワードは「長い・推測されにくい・使い回さない」。
  • 名前や誕生日など、人に知られている情報はパスワードに使わない。
  • パスワードの使い回しは、1つ漏れると他のサービスも危険になる。

練習問題

  1. 「ID」と「パスワード」はそれぞれ何にたとえられるか、本文の言葉を使って説明しなさい。
  2. パスワードを他人に教えてはいけない理由を説明しなさい。
  3. 強いパスワードにするための工夫を2つ挙げなさい。

解答・解説

  1. 解答:IDは自分の「名前」、パスワードは自分だけが知っている「合言葉」にたとえられる。
    解説:「名前」と「合言葉」の対応が書けていれば正解。
  2. 解答:教えてしまうと、その人があなたのふりをしてアカウントに入り、勝手にメッセージを送ったり、写真を見たり、設定を変えたりできてしまうから。
    解説:「なりすまして入られてしまう」ことが書けていれば十分。仲のいい相手でも同じ危険がある点にも触れられるとなおよい。
  3. 解答:(例)①8文字以上の長いパスワードにする。②自分の名前や誕生日など、人に知られている情報を使わない。③サービスごとに違うパスワードにする、なども正解。
    解説:3つのうち2つ書ければ正解。「長さ」と「推測されにくさ」の2つの方向性を覚えておく。