数学II / 積分①(不定積分・置換積分・部分積分) 3 / 6

部分積分法

部分積分法

積の積分に使う公式です。微分の積の公式を逆用します。

部分積分の公式

∫f(x)g'(x)dx = f(x)g(x) − ∫f'(x)g(x)dx

または ∫uv'dx = uv − ∫u'v dx

どちらを u にするか

一般に「多項式 > 指数 > 三角 > 対数」の順に u を選ぶ(微分して簡単になる方)。

📘 例題①
∫x(x+1)⁴ dx を部分積分で計算しなさい。
解答:u = x、v' = (x+1)⁴。v = (x+1)⁵/5。
= x(x+1)⁵/5 − ∫(x+1)⁵/5 dx
= x(x+1)⁵/5 − (x+1)⁶/30 + C = (x+1)⁵(6x−(x+1))/30 + C = (x+1)⁵(5x−1)/30 + C
📘 例題②
∫x × 2ˣ dx(指数を含む積分、参考レベル)の方針を示しなさい。
解答(方針):u = x(微分で消える)、v' = 2ˣ(積分して 2ˣ/ln2)とおき部分積分。
数学IIの範囲では主に多項式の積分で使用。
💡 ポイント
  • ∫uv' = uv − ∫u'v:右辺の積分が左辺より簡単になるように u を選ぶ
  • 多項式 × (積分できる関数) の形が典型

練習問題

  1. ∫x(x−1)³ dx を部分積分で計算しなさい。
  2. ∫(x+1)(x+2)² dx を部分積分(またはそのまま展開)で計算しなさい。
  3. ∫x² (x+1) dx を展開と部分積分の両方で計算し、結果が一致することを確認しなさい。

解答・解説

  1. 解答:u=x、v=(x−1)⁴/4。x(x−1)⁴/4−∫(x−1)⁴/4 dx = x(x−1)⁴/4−(x−1)⁵/20+C
    解説:= (x−1)⁴(5x−(x−1))/20+C = (x−1)⁴(4x+1)/20+C。
  2. 解答:展開:(x+1)(x²+4x+4)=x³+5x²+8x+4。積分:x⁴/4+5x³/3+4x²+4x+C
    解説:展開の方が速い。
  3. 解答:x³/3+x²/2+C(展開法)。部分積分:u=x²、v'=x+1、v=(x+1)²/2... 展開の方が明快。
    解説:x²(x+1)=x³+x²。∫(x³+x²)dx=x⁴/4+x³/3+C。
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このレッスンのQ&A

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