中学 / 化学変化とイオン 4 / 6

酸と塩基

酸と塩基

レモン汁や酢は酸っぱく、石けん水はぬるぬるしています。この違いは溶液の酸性・塩基性によるもので、化学的にはH+OH- の量が鍵です。

基本知識

水溶液中で水素イオン(H+を生じる物質を水酸化物イオン(OH-を生じる物質を塩基(アルカリ)といいます。
代表的な酸: 塩酸(HCl)・硫酸(H2SO4)・硝酸(HNO3)・酢酸(CH3COOH)・炭酸(H2CO3
代表的な塩基: 水酸化ナトリウム(NaOH)・水酸化カルシウム(Ca(OH)2)・アンモニア(NH3
溶液の酸性・中性・塩基性はpH(水素イオン指数)で表します。pH 7 が中性、pH < 7 が酸性、pH > 7 が塩基性です。

📘 重要用語
(水に溶けて H+ を生じる物質。塩酸・硫酸・酢酸)
塩基(アルカリ)(水に溶けて OH- を生じる物質。NaOH・Ca(OH)2
pH(酸性・塩基性の強さ。0〜14。7が中性、小さいほど酸性が強い)
強酸・弱酸(強酸は完全に電離。HCl, H2SO4。弱酸は一部だけ電離。CH3COOH)
強塩基・弱塩基(強塩基: NaOH, KOH。弱塩基: NH3
指示薬(pHに応じて色が変わる試薬。リトマス紙・BTB液・フェノールフタレイン)

深掘り

リトマス紙は酸性で赤、塩基性で青に変化します(「青が赤→酸性」と覚えると便利)。BTB液は酸性で黄、中性で緑、塩基性で青です。フェノールフタレイン液は塩基性のみ赤紫に変色します。
酸と塩基の強さは H+ や OH- をどれだけ多く生じるかで決まります。塩酸は完全に電離(強酸)しますが、酢酸は一部しか電離しません(弱酸)。同じ濃度でも pH が異なります。

💡 ポイント
  • 酸=H+を生じる(HCl, H2SO4, CH3COOH)
  • 塩基=OH-を生じる(NaOH, Ca(OH)2, NH3)
  • pH < 7 酸性、pH = 7 中性、pH > 7 塩基性
  • リトマス: 酸性→赤、塩基性→青
  • BTB: 酸性→黄、中性→緑、塩基性→青
  • フェノールフタレイン: 塩基性のみ赤紫
  • 強酸: HCl, H2SO4 / 弱酸: CH3COOH, H2CO3

注意点

① pH が小さいほど酸性が強い(pH 1 は pH 3 より強い酸性)。② 強酸・弱酸は濃度(希薄・濃厚)とは別の話。薄い塩酸も強酸。③ アンモニアは塩基だが OH- ではなく NH3 が水と反応して OH- を生じる(弱塩基)。

練習

  1. 酸と塩基をそれぞれ定義し、代表例を1つずつ化学式で挙げなさい。
  2. BTB液を塩基性水溶液に加えると何色になるか答えなさい。
  3. pH 3 と pH 9 の水溶液は、それぞれ酸性・中性・塩基性のどれか答えなさい。
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このレッスンのQ&A

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