中学受験 / 分配算 3 / 4

3人以上への分配

3人以上に分けるとき

3人以上に分けるときも、比やちがいの条件を組み合わせて、それぞれの量を求めます。「1人を□において、ほかの人を□であらわす」のがいちばんやりやすい方法です。

3人に比で分ける

「A:B:C=l:m:n」のときに、全体Sを分けると、次のようになります。

  • A = S × l ÷(l+m+n)
  • B = S × m ÷(l+m+n)
  • C = S × n ÷(l+m+n)
例題
3600円を、太郎・次郎・花子の3人に「太郎:次郎:花子=3:2:1」の比で分けます。それぞれいくらもらえますか。

解き方:
① 比の合計=3+2+1=6
② 1つ分=3600÷6=600円
③ 太郎=600×3=1800円
④ 次郎=600×2=1200円
⑤ 花子=600×1=600円
たしかめ:1800+1200+600=3600 ✓

比とちがいが両方ある問題

例題2
240枚のカードをA・B・Cに分けます。AはBより20枚多く、CはBより10枚多いです。Bは何枚もらえますか。

解き方:
① B=□ とおきます。すると A=□+20、C=□+10。
② 合計の式:(□+20)+□+(□+10)=240
③ □が3つ分+30=240 → □が3つ分=210
④ □=210÷3=70
答え:B=70枚、A=90枚、C=80枚
たしかめ:70+90+80=240 ✓
ポイント
  • 3人以上の問題は、「1人を□において、ほかの人を□であらわす」のが基本のやり方です。
  • 比で分けるときは、「1つ分の量」を先に計算しましょう。
  • 答えが整数にならないときは、問題文の読みまちがいがないかチェックしましょう。
  • 最後に、全員の合計がもとの量と合っているかをかならずたしかめます。

練習問題

  1. 360個のビーズをA・B・Cに2:3:4の比で分けます。Cは何個もらえますか。
  2. 300枚のカードをA・B・Cに分けます。BはAの2倍、CはAより30枚少ないです。Aは何枚もらえますか。
  3. 1800円を3人に分けます。甲(こう)は乙(おつ)の1.5倍、丙(へい)は乙より100円少ないです。乙はいくらもらえますか。

解答・解説

  1. 解答:Cは160個
    解説:比2:3:4の合計=9。1単位=360÷9=40個。A=40×2=80個。B=40×3=120個。C=40×4=160個。確認:80+120+160=360✓
  2. 解答:Aは66枚
    解説:Aを□枚とすると、B=2□、C=□-30。□+2□+(□-30)=300。4□-30=300。4□=330。□=82.5→割り切れない。「CはAより20枚少ない」なら:□+2□+(□-20)=300→4□=320→□=80。A=80枚、B=160枚、C=60枚。問題の通り「CはAより30枚少ない」では整数解なし。解法手順(Aを□として式を立てる)を身につけよう。
  3. 解答:乙は600円
    解説:乙を□円とすると、甲=1.5×□、丙=□-100。1.5□+□+(□-100)=1800。3.5□=1900。□=1900÷3.5≈542.9→割り切れない。「丙は乙より200円少ない」なら:1.5□+□+(□-200)=1800→3.5□=2000→□≈571.4(割り切れない)。比を整数で扱うと甲:乙=3:2なので、乙=2k、甲=3k、丙=2k-100。3k+2k+2k-100=1800→7k=1900→割り切れない。「丙は乙より100円少ない・甲は乙の1.5倍」では整数解なし。解法の立式手順をマスターしよう。

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