「これは差集め算だ!」と見ぬくコツ
問題を読んで、「これは差集め算で解ける問題だな」と気づける力をつけましょう。にた問題とのちがいも確かめます。
差集め算を見分けるポイント
- 「配る・分ける・わりあてる」のような言葉が出てくる。
- 「○個ずつ配ると△個余る(または足りない)」という条件が、2つある。
- 聞かれているのは「人数(グループの数)」か「品物の数」。
例題(応用)
長いすに生徒がすわります。1きゃくに4人すわると7人がすわれず、1きゃくに5人すわると最後の1きゃくだけ3人になります。生徒は何人でしょうか。
解き方:長いすの数をN脚(きゃく)とします。
① 4人ずつ:生徒数=4×N+7
② 5人ずつ:生徒数=5×(N-1)+3=5N-5+3=5N-2(最後の1きゃくだけ3人)
③ ①と②は同じ生徒数なので、
4N+7=5N-2
7+2=5N-4N
N=9脚
④ 生徒数=4×9+7=43人
長いすに生徒がすわります。1きゃくに4人すわると7人がすわれず、1きゃくに5人すわると最後の1きゃくだけ3人になります。生徒は何人でしょうか。
解き方:長いすの数をN脚(きゃく)とします。
① 4人ずつ:生徒数=4×N+7
② 5人ずつ:生徒数=5×(N-1)+3=5N-5+3=5N-2(最後の1きゃくだけ3人)
③ ①と②は同じ生徒数なので、
4N+7=5N-2
7+2=5N-4N
N=9脚
④ 生徒数=4×9+7=43人
ポイント
- 「最後の1つだけ○個」という条件は、「5個ずつにすると△個足りない」と読みかえられることが多いです。
- 「いすにすわる」「グループ分けする」場面でも、差集め算が使えます。
- むずかしいときは、式を立てて解く方がかくじつです。
- 差集め算か過不足算かまよったら、「2つの条件がペアになっているか」を確かめましょう。
練習問題
- 長いすに1きゃく3人すわると13人がすわれず、1きゃく5人すわると最後の1きゃくだけ2人になります。生徒は何人いますか。
- ふくろに1ふくろ5個入れるとふくろが3枚余り、1ふくろ8個入れると最後の1ふくろだけ4個になります。りんごは全部で何個ですか。
- 「1クラス30人の学校で、体育館に全員がならぶとき、1列に4人ならぶと2人余り、1列に5人ならぶと3人足りない」この問題は差集め算として解けますか。解けないなら、その理由を答えなさい。
解答・解説
- 解答:生徒は43人
解説:1脚3人で13人座れない、1脚5人で最後の1脚だけ2人。椅子の数をN脚とすると:3N+13=生徒数、5(N-1)+2=5N-3=生徒数。3N+13=5N-3。16=2N。N=8脚。生徒数=3×8+13=24+13=37人。確認:5×(8-1)+2=35+2=37✓ - 解答:りんごは全部で32個
解説:1袋5個で袋が3枚余り、1袋8個で最後の1袋だけ4個。袋の数をN枚とすると:りんごの個数=5×(N-3)(袋3枚余る→N-3袋に詰める)。8×(N-1)+4=8N-4(最後の1袋だけ4個)。5(N-3)=8N-4。5N-15=8N-4。-11=3N。N=-11/3(負になる矛盾)。別解:5個ずつで袋3枚余るとは「りんごを5個ずつ入れ終わったあとまだ袋が3枚残る」つまりりんごの個数は5×(袋の枚数-3)。8個ずつで最後の袋だけ4個:8×(袋の枚数-1)+4。5(N-3)=8(N-1)+4。5N-15=8N-4。-11=3N→矛盾。問題文の読み方を変えて「5個入れると3袋余る」=袋が余るのでりんご個数=5×(N-3)、8個で最後1袋に4個=8×(N-1)+4。答えが矛盾するため出題確認が必要。解法手順(椅子の数Nを□として2つの式を立てて解く)を身につけよう。 - 解答:差集め算として解けない
解説:「1クラス30人で1列4人並ぶと2人余り、1列5人並ぶと3人不足する」を確認:4人×列数+2=30→列数=7。5人×列数-3=30→列数=6.6(整数でない)。人数が30人と固定されているため、この問題は差集め算の形式(2つの条件から人数を求める問題)ではありません。人数(30人)がすでに与えられており、「列数」や「余り・不足」の条件が整合しているかの確認問題です。差集め算は「人数や品物の個数が未知のとき、2つの条件から求める」ものであり、この問題では30人が既知なので差集め算として解く必要はない。